「フェイスラインのもたつきが気になる」「目元の小じわが増えてきた」 年齢とともに現れる肌悩みは、スキンケアだけでは解決しづらいものです。たるみやしわの原因は、肌の奥で進むコラーゲンやエラスチンの減少、細胞外マトリックスの崩れにあります。
そんなエイジングサインを“内側から”改善できる最新美容医療が、LDM(Localized Dynamic Micro-massage)です。
ネクサスクリニックでは、LDMを軸に、ピーリングと薬剤導入を組み合わせた「ツヤ玉爆誕セット」を提供しています。さらに、HIFUやボトックスなど、他のエイジング治療との同日併用も可能です。
この記事では、LDMのエイジングケア効果の仕組みから、組み合わせ施術の理由、おすすめプランまで専門的に解説します。
なぜたるみ・しわは起きるのか?エイジング肌の科学
肌の老化は「表面的な問題」ではありません。実は肌の奥深く、真皮層や細胞の働きに原因があります。たるみやしわは、深部で進む構造変化の結果として表面に現れるサインなのです。
線維芽細胞の活性低下
コラーゲンやエラスチンを作る線維芽細胞は、加齢とともにその働きが鈍化します。その結果、肌内部の支えとなる成分の生成量が減少し、肌のハリや弾力が低下します。新しいコラーゲンやエラスチンが十分に作られないことで、肌は柔らかく薄くなり、重力の影響を受けやすくなるため、頬や口元のたるみや目元の小じわとして現れます。
ECM(細胞外マトリックス)の崩れ
肌の土台であるECMは、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などで構成され、肌の弾力や保湿力を支えています。しかし、線維芽細胞の活性低下や外的ストレスによりECMの構造が不安定になると、肌は内側からの支えを失い、たるみやしわが進行しやすくなります。
MMPsの過剰活性
MMPsは古くなったコラーゲンやエラスチンを分解する酵素ですが、加齢や紫外線、慢性的な炎症によって過剰に活性化すると、必要なコラーゲンまでも分解してしまいます。その結果、肌のハリがさらに失われ、しわやたるみが加速します。
慢性炎症・酸化ストレス
紫外線や生活習慣、ストレスなどによる酸化ダメージは細胞の機能を低下させます。線維芽細胞やその他の肌細胞の働きが弱まることで、コラーゲン生成や肌の修復力が低下し、エイジングサインがより顕著に現れるのです。
こうした深部の変化を食い止め、肌の修復メカニズムを再起動させるのがLDMによる施術です。超音波による微細なマイクロマッサージで線維芽細胞を刺激し、ECMの再構築やMMPsの抑制、HSPsの活性化を促すことで、エイジングケアが可能となります。
LDMによる自己修復力アップの最新エイジングケア
LDMは、1MHzと3MHzの異なる周波数を高速切り替えができる医療用超音波機器です。この独自技術により、肌の表皮から真皮、さらに皮下組織に至るまで広範囲かつ多層的に働きかけることができます。痛みやダウンタイムがほとんどなく、肌を傷つけずに内部からの再生を促せるため、初めて美容医療を受ける方でも安心です。
LDMがもたらす肌若返りの効果は、主に3つのメカニズムによって生まれます。
1. ECMの安定化で肌の土台を再構築
ECM(細胞外マトリックス)は、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸で構成される肌の支柱。LDMのマイクロマッサージ作用は、このECMを安定させ、線維芽細胞の働きをサポートします。
結果、肌全体のハリ・弾力が回復し、「たるみにくい」強い構造が再生されます。
2. MMPsの暴走をブロックし、老化スピードを抑制
紫外線や加齢で活性化する酵素MMPsは、コラーゲンやエラスチンを分解し続けます。LDMは、このMMPsの過剰な働きを抑えることが研究で示されており、コラーゲン破壊のスピードを緩やかにします。
3. HSP(ヒートショックプロテイン)増加で細胞修復を促進
HSPは、細胞を修理する“リペアタンパク質”。LDM刺激でHSP産生が増えると、ダメージを受けた細胞の修復が加速し、しわ改善やターンオーバー正常化につながります。
エイジング肌別!LDMとセット施術の組み合わせ例
ネクサスクリニックのLDMは、ピーリングと薬剤導入がセットになった『ツヤ玉爆誕セット』として提供されています。ピーリングはマッサージピール、ミラノリピール、ララピール、マヌカピールの4種類。導入薬剤はステムセル、シェノンパック、ビタミンC、トラネキサム酸の4種類で、合計8通りの組み合わせから選べます。
今回はエイジング肌におすすめの組み合わせをご紹介します。
しわ・たるみが気になる方
- ピーリング:ミラノリピール
- 導入薬剤:ステムセル
- 効果:線維芽細胞を活性化し、コラーゲン・エラスチンの生成を促進。肌の土台からハリを取り戻し、たるみやしわの改善をサポートします。
※ミラノリピールは皮向けするため、ダウンタイムが気になる方はマッサージピールやララピールがオススメです。
くすみ・乾燥が気になる方
- ピーリング:マッサージピール
- 導入薬剤:トラネキサム酸
- 効果:ターンオーバーを促進してくすみを改善。抗炎症作用により乾燥や炎症による色ムラを抑え、透明感のある肌へ導きます。
トータルエイジングケアを目指す方
- ピーリング:マッサージピール
- 導入薬剤:シェノンパック
- 効果:エクソソーム、EGF、FGFなどの成長因子で肌修復・再生を促進。ハリ・ツヤ・保湿・美白など幅広くサポートする、オールマイティなアンチエイジングセットです。
※肌質や年齢で、おすすめの組み合わせは変わります。詳しくは【ツヤ玉爆誕セットの選び方ガイド】をご覧ください。
即効性と相性◎HIFU・ボトックス・美白レーザーとの同日施術も可能
「せっかくなら、一気に若返りたい」 そんな方には、LDMと以下の施術を同日併用するのがおすすめです。
- HIFU(高密度焦点式超音波) → たるみ引き上げでフェイスラインすっきり
- ボルニューマ → 真皮層をRFで加熱し、コラーゲン増生をさらに後押し
- ボトックス → 表情じわをピンポイントで改善
- ピコトーニング→ ターゲットをメラニン色素に絞り破壊。継続でくすみが抜けます。
LDMで「肌質改善」、HIFUやボトックスで「形の補正」。総合的な若返りが1日で完結するのは大きな魅力です。ピコトーニンは継続が大切な施術のため、LDMと合わせて若返りコースを定期的にお受けいただくと美肌へ近づきます。
LDMで“肌の土台”から若返りを。
LDMは、肌の土台となるECMを安定化させ、MMPsの過剰活性を抑え、HSPを増加させることで、老化の進行を根本から遅らせます。さらに、ピーリングと薬剤導入を組み合わせることで、有効成分の浸透率を高め、相乗効果を最大化。お悩みに応じて8通りの組み合わせから選べるカスタマイズが可能で、しわ・たるみ・くすみなど、さまざまなエイジングサインに対応できます。加えて、HIFUやボトックスなどの同日施術を組み合わせることで、総合的な若返りを目指すことも可能です。「痛みゼロで肌の中から若返りたい」という方は、ぜひネクサスクリニックで最新のエイジングケアLDMを体験してみてください。

医師 渡辺 佳奈
東京慈恵会医科大学救急科を経て、都内美容皮膚科で経験を積む。
患者様が自分の素顔を好きになるお手伝いをライフワークとし、丁寧な診療を心がけている。レーザー、ドクターズコスメの知識を豊富に持ち、注入治療、外科手術も得意とする。
ポジティブエイジングとナチュラルな健康美をテーマに抗加齢学、美容皮膚科学の研鑽に励む。