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腫れない二重埋没はある?腫れる理由と腫れないためのポイント

二重整形を検討している方にとって、「腫れ」は不安要素のひとつです。施術後すぐに通常の生活ができれば、学校や仕事のスケジュールを調整せずに済み、周囲に施術がバレる心配もないでしょう。

二重埋没の施術は比較的ダウンタイムが短いとされますが、まったく腫れないわけではありません。二重全切開などと比べれば軽度でも、多少の腫れや内出血はあります。ただし、個人差があり、同じ施術でも腫れやすい方・腫れにくい方がいるのは事実です。

この記事では、二重埋没で腫れやすい人の特徴、腫れを抑えるポイントなどを解説します。

腫れない二重埋没は可能?

二重埋没は、二重全切開などと比較すると負担が少なく、ダウンタイムも短いとされていますが、ある程度の腫れや内出血は避けられません。

二重埋没は、まぶたの皮膚の裏側から細い糸を通して、二重のラインを形成する施術です。切開を伴わないため、傷跡が残りにくく、回復も比較的早いというメリットがあります。しかし、施術時には局所麻酔を使う必要があり、麻酔の刺激や針・糸が皮膚内部の組織に与えるダメージが原因で、軽度の腫れが生じます。

クリニックによっては「腫れにくい埋没法」や「ダウンタイムの短い施術法」を謳っているところもありますが、それでも腫れがゼロになることはありません。

二重埋没の施術を検討する場合、「腫れないこと」にこだわるのではなく、「どれだけ腫れを抑えられるか」「どのくらいのダウンタイムを許容できるか」を考慮しながら施術方法を選ぶことが大切です。

二重埋没で腫れやすいケースとは?

二重埋没法の施術後、腫れやすさには個人差があります。ここでは、腫れが出やすい代表的なケースを具体的に紹介します。当てはまる項目がある場合は、あらかじめ対策を講じておくと安心です。

まぶたに厚みがある

まぶたに脂肪や皮膚の厚みがある方は、しっかりと二重ラインを定着させるために、糸を強めに留める必要があります。そのため、腫れが出やすい傾向があります。また、厚みのある組織に糸を通すことで、まぶたへの負担が増え、施術後に炎症反応が強く出てしまうこともあるでしょう。

厚みがあるまぶたに対しては、事前に医師と相談し、脂肪取りやまぶたの状態に合わせた術式を選ぶことが重要です。

二重幅が広めなデザインを希望している

希望する二重幅が広い場合も、腫れやすくなります。広い幅を作るには、まぶたを大きく持ち上げる必要があり、内部の組織にかかる力も強くなります。その結果として、腫れや内出血のリスクが高まるのです。

「どうしてもダウンタイムを短くしたい」という場合は、自然な二重幅を選ぶか、段階的に幅を広げていく方法も選択肢のひとつです。

糸を留める箇所が多い

二重埋没は糸を留める箇所によって持続力が変わるとされていますが、留める箇所が多ければ糸を通す穴が多くなるため、刺激が増えて腫れも強く出がちです。

4点留め以上の埋没法は、安定性や持続性が高い一方で、腫れが強く出ることもあるでしょう。安定性とダウンタイムのバランスをよく考えた上で、医師と相談しながら何点留めにするか決めてください。

まぶたにダメージがある

過去に施術歴がある方や、まぶたにアレルギー・炎症がある場合も腫れやすくなります。

前回の施術によって組織が硬くなっていたり、アレルギー反応によって炎症が起きていたりすると、術後の反応が強く出ることがあります。再手術を検討している場合や、目元に異常を感じている場合は、事前に医師に相談しましょう。

施術中に目元に力が入っている

施術中に体や目元に力が入っていると、局所の血圧が上がり、腫れやすくなります。緊張してしまうのは当然ですが、力が入りすぎると内出血の原因になることも。リラックスして施術を受けることが、腫れを最小限に抑えるポイントです。

医師の技術力

埋没法は医師の技術によって腫れの出方が大きく異なります。施術時間が長引けばまぶたの組織へのダメージが増えて腫れやすくなるでしょう。また、使用する針の太さや糸の種類によっても、術後のダウンタイムに差が出ることがあります。経験豊富で施術実績が多い医師を選ぶことが、結果的に腫れを抑える近道となります。

もともとむくみやすい体質

普段からむくみやすい方は、施術後に腫れやすい傾向です。

代謝が低下していたり、血流・リンパの流れが滞っていたりすると、より術後の腫れが引きにくくなります。施術の前後は塩分を控える、軽めの運動を取り入れるなどで、むくみの予防を心がけましょう。

また、施術後のダウンタイム中は長時間横にならず、枕を高めにして過ごすことも、むくみや腫れを予防するポイントです。

腫れ=失敗ではない!

二重埋没を受ける際、多くの人が「できるだけ腫れないようにしたい」「すぐに外出できるようになりたい」と考えるものです。しかし、腫れが出ること自体は失敗ではなく、むしろ施術後の自然な反応であるということを理解しておく必要があります。

腫れの程度や期間には個人差がありますが、通常は数日〜1週間程度で腫れは落ち着いてくることがほとんどです。一方で、「まったく腫れない施術=理想の二重になる」とは限らない点にも注意が必要です。

留める箇所を少なくする、幅の狭い二重にするなどは、腫れを抑えることにつながりますが、希望していた見た目と違う仕上がりになる可能性があります。「自然な仕上がり」「持ちの良さ」「ダウンタイムの短さ」は、それぞれトレードオフの関係にあることが多く、すべてを完璧に満たすのは難しいものです。

だからこそ、カウンセリングの際には「どの程度のダウンタイムなら受け入れられるか」「どんな仕上がりを一番重視するか」といった点を、医師としっかり話し合うことが大切です。多少の腫れがあったとしても、時間と共に落ち着いていくものであり、それ自体を過度に不安視する必要はありません。

二重埋没で腫れを長引かせないためには

腫れを完全になくすことは難しいものの、適切な対策を行うことで腫れの程度を抑えたり、ダウンタイムを短くしたりすることは可能です。ここでは、二重埋没後に腫れを長引かせないためのポイントを紹介します。

できるだけリラックスして施術を受ける

施術中に緊張して体や目元に力が入ると、局所の血流が増加し、腫れやすくなります。不安や緊張は自然なことですが、リラックスして施術を受けることで腫れのリスクを減らすことができます。どうしても緊張してしまう方は、クリニックに笑気麻酔の使用が可能かを相談すると良いでしょう。安心できる環境で、リラックスして施術を受けることが、術後の回復にも影響します。

ダウンタイムのケアをしっかり行う

術後の過ごし方によっても、腫れの引き具合は大きく変わります。以下のポイントを意識してケアを行いましょう。

・施術後2日間は冷やす
腫れが出やすい初期は、患部を清潔な冷却材で冷やすことで炎症を抑えられます。冷やしすぎは逆効果になることもあるため、10〜15分程度を目安にこまめに行うのがコツです。

・枕を高めにして寝る
頭を高くすることで、顔まわりの血流を緩やかにし、腫れを最小限に抑えることができます。横向きで寝ると腫れが片側に偏ることがあるため、なるべく仰向けで寝るのがおすすめです。

・血行を促進しすぎない
術後すぐに激しい運動や長時間の入浴、アルコールの摂取などは避けましょう。血行が良くなりすぎると、腫れや内出血が悪化する可能性があります。

・塩分を控える・むくみを予防する
食事で塩分を控えることも、むくみ予防には効果的です。さらに、軽いウォーキングなどで代謝を上げたり、長時間横になりすぎたりしないようにするなど、全身の循環を意識することも腫れ対策につながります。

二重埋没の腫れは心配しすぎず対策しておこう

二重埋没の施術で「いかに腫れを抑えられるか」は、多くの方にとって大きな関心事です。確かに二重埋没は、二重全切開などに比べて腫れにくい傾向がありますが、「まったく腫れない」施術ではないことを理解しておくことが大切です。

腫れやすさには体質や術後の過ごし方、医師の技術力など、さまざまな要因が関係しています。重要なのは、「どこまでのダウンタイムなら許容できるか」「どのような二重を理想とするか」を明確にし、医師としっかり相談した上で施術を決めることです。正しい知識と適切な対策で、自分らしい理想の目元を手に入れましょう。

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この記事の監修者
酒井 知子

院長 酒井 知子

外科領域では特に二重埋没を得意とする。Instagramでお馴染みの“バレづらい魔法の二重術”は、連日全国から患者様が殺到するほどの人気ぶりで、症例数は年間3000件以上にも及ぶ。
その他、糸リフトや注入治療、若返り施術を数多く経験。
またレーザーやドクターズコスメなどの美容皮膚科領域に関しても深い知識を持ち、全国から幅広い層のファンを集めている。プライベートでは1児の母。管理栄養士から医師への転身という異色の経歴を持ち、体の内面と外面の両方から美しさを実現するスペシャリスト。趣味は料理。