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二重埋没後のコンタクトレンズ(カラコン)はいつから使用できる?

普段からコンタクトレンズ(カラコン)を使用している方は、二重埋没の施術後、なるべく早くコンタクトレンズを使いたいと考えるのではないでしょうか。

二重埋没はメスを使わず二重ラインを形成する二重整形で、施術時間やダウンタイムの短さで人気の施術です。術式によっては、施術当日からメイクもできる二重埋没ですが、コンタクトレンズの場合は注意しなければならないことがあります。この記事では、二重埋没の施術後にコンタクト(カラコン)をいつから使用できるのかを紹介し、安全な使用のための注意点も解説します。

二重埋没後のコンタクト(カラコン)は24時間以上経過してから

二重埋没の施術直後のまぶたは、糸で留めた内部がまだ不安定で、軽い炎症や腫れが起きている状態です。無理にコンタクトレンズを使用すると、違和感や痛みが出る可能性があるほか、糸を通した傷口からの感染や、糸の緩みにつながるおそれもあります。特にカラコンは通常のコンタクトより厚みがあり、酸素透過率が低いため、目にかかる負担が大きくなりがちです。

二重埋没の施術後、コンタクトレンズ(カラコン)の使用は、一般的に24時間経過後からが目安とされています。ただし、回復には個人差があるため、違和感や痛みがある場合は、たとえ24時間以上経っていても使用を控えてください。

クリニックによっては48時間以上経過後からとされている場合もあるため、心配な場合は48時間以上経過してから使用するといいでしょう。

施術直後にコンタクト(カラコン)使用がダメな理由

埋没法の直後にコンタクトレンズ(カラコン)の装用が推奨されないのには、いくつか理由があります。ここでは、二重埋没の施術直後にコンタクトレンズを使用しないほうが良い理由を解説します。

感染などのリスク

まず最も大きな理由が、感染症のリスクです。二重埋没では医療用の針を使ってまぶたの裏側に糸を通しており、まぶたに小さな傷(針穴)ができます。施術直後は傷がふさがっていないため、コンタクトを装用することで雑菌が入りやすくなり、炎症や化膿を引き起こすリスクがあるでしょう。

ダウンタイムを長引かせるおそれ

コンタクト装着時の、目を見開いたりまばたきをしたりといった動作は、まぶたに負担がかかる可能性があり、腫れや内出血が悪化するリスクがあります。

特にカラコンは厚みがあるため、目に負担となって術後の回復の妨げになるリスクがあり、ダウンタイムが長引く原因になりかねません。

二重埋没の糸への負担

施術直後の糸はまだ安定しておらず、摩擦や引っ張りに弱い状態です。コンタクトをつけたり外したりする際の、押し上げたり引っ張ったりといった動作がまぶたの負担となり、それが糸の緩みにつながって、最悪の場合は取れてしまう可能性もあるでしょう。

特に、コンタクトレンズのつけ外しの際に、目を大きく見開く癖がある方は要注意です。

糸の異常に気づきにくい

二重埋没の施術方法にはいくつか種類があり、その中でも「裏留め」はまぶたの裏側で糸を固定する方法です。傷跡や糸玉が見えにくく仕上がりが自然といったメリットがありますが、糸のトラブルも表面から見えにくく、コンタクトを装着していると異変に気づきにくいというデメリットがあります。

トラブルの発見が遅れると、感染症や糸の露出などに発展することもあるため、特に注意が必要です。

埋没後にコンタクト(カラコン)を使用するときの注意点

二重埋没の施術後、一定の回復期間を経てコンタクトレンズ(カラコン)の装用が可能になりますが、目元がデリケートな状態であることに変わりはありません。トラブルを避けるためにも、以下の点に十分注意してください。

いつも以上に清潔を意識する

施術直後の目元は敏感な状態です。手指に付着した雑菌から感染するリスクもあるため、コンタクトレンズのつけ外しの前には必ず手を石けんで洗い、清潔なタオルでしっかりふき取りましょう。爪のあいだにも雑菌が溜まりやすいため、爪を短く切っておくのもおすすめです。

まぶたを引っ張らない

コンタクトをつけたり外したりするときに、無意識にまぶたを強く引っ張る方は多いですが、これは術後のまぶたにとって大きな負担になります。まぶたを引っ張ることで、埋没の糸が緩んだり外れたりする原因にもなりかねません。できるだけまぶたにふれる時間を短くし、やさしく装着・取り外しを行いましょう。

できるだけ使い捨てレンズを使う

コンタクトレンズは毎日使用しているうちに汚れが蓄積しやすく、雑菌の温床となるリスクがあります。ダウンタイム中だけでも、清潔を保ちやすい使い捨てタイプのコンタクトレンズへの切り替えを検討してください。1日使い捨てのワンデータイプなら、より安心して使用できるでしょう。

装着時間を短時間にする

二重埋没の施術後は、目の負担を最小限に抑えることが重要です。コンタクトの装用時間は8時間以内を目安に、できるだけ短時間で使用しましょう。長時間の装用は目の乾燥を招き、炎症の原因になるだけでなく、まぶたを引っ張る動作が増えることで、上まぶたが下がって目が開きにくくなる眼瞼下垂(がんけんかすい)のリスクも高まります。

埋没にかかわるコンタクト使用のよくある疑問

ここでは、二重埋没に関して、コンタクトにまつわる疑問にお答えします。

Q. 施術当日はコンタクトで行っていい?

A. 施術当日にコンタクトレンズを使用して来院すること自体は問題ありません。ただし、施術中は必ずレンズを外すことになるため、保存容器や洗浄液を用意しましょう。

施術後24時間はコンタクトレンズの使用を避けなければならないため、必要な方は帰宅時に使用するメガネも忘れずお持ちください。

Q. 違和感があるけどコンタクトして大丈夫?

A. 施術から24時間以上経過しても、目に違和感がある場合は無理にコンタクトレンズを使用しないようにしましょう。ダウンタイム中は腫れや軽い炎症によって、普段とは異なる装用感になることもあります。不安なときは、一度使用を中止し、目の状態を見ながら再開を検討してください。

Q. 埋没後にコンタクトをしていたら目が痛い…

A. コンタクトレンズの使用中に目が痛くなった場合は、すぐに外して眼科医へ相談することをおすすめします。コンタクトレンズを外しても違和感が続く場合は、二重埋没の施術を受けたクリニックへ速やかに連絡しましょう。早期対応が、術後トラブルを最小限に抑えるカギです。

Q. 施術後、コンタクト使用中に目薬は使ってもいい?

A. コンタクトレンズ用の目薬の使用は可能です。ただし、開封直後や使い切りなど、清潔な目薬を使用してください。清涼感のあるタイプや防腐剤が含まれる目薬は、目に刺激となるリスクがあるため、避けたほうが無難です。

施術後に抗生物質が入った目薬を処方された場合は、コンタクトレンズを外して点眼しましょう。点眼後にコンタクトレンズを使用する際は、15分以上の間隔をあけることが推奨されています。

二重埋没後のコンタクトレンズは清潔を心がけて

二重埋没の施術後、コンタクトレンズ(カラコン)は24時間経過後から使用可能とされています。しかし単に時間経過を待つだけでなく、目元の回復状況に配慮しながら判断する必要があります。痛みや違和感がある場合は、たとえ時間が経過していても使用を控えてください。

万が一、痛みや違和感がある場合は、すぐに使用を中止し、眼科または施術を受けたクリニックに相談してください。無理な使用は感染症やダウンタイムの長期化、二重埋没の糸の緩みなどを招くおそれがあります。目元のトラブルを避け、埋没法の仕上がりをキープするためにも、焦らず慎重な対応を心がけましょう。

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この記事の監修者
酒井 知子

院長 酒井 知子

外科領域では特に二重埋没を得意とする。Instagramでお馴染みの“バレづらい魔法の二重術”は、連日全国から患者様が殺到するほどの人気ぶりで、症例数は年間3000件以上にも及ぶ。
その他、糸リフトや注入治療、若返り施術を数多く経験。
またレーザーやドクターズコスメなどの美容皮膚科領域に関しても深い知識を持ち、全国から幅広い層のファンを集めている。プライベートでは1児の母。管理栄養士から医師への転身という異色の経歴を持ち、体の内面と外面の両方から美しさを実現するスペシャリスト。趣味は料理。