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あごのヒアルロン酸注入で理想のフェイスラインへ|効果・注入量・持続期間を解説

顔の印象を大きく左右する「横顔のバランス」。中でも、あごの位置や形はフェイスラインの美しさを決める重要なポイントです。日本人は骨格的に下あごが小さい傾向があり、横顔がのっぺり見えやすいとも言われています。そんな輪郭のお悩みにアプローチできるのが、ヒアルロン酸によるあご形成です。

この記事では、あごヒアルロン酸の効果やオススメの人、注入量、持続期間など詳しくご紹介します。

ヒアルロン酸注入とは

ヒアルロン酸の成分と特徴

ヒアルロン酸はもともと体内に存在し、肌の水分を保ちハリや弾力を支える成分です。美容医療の分野では、この体内成分と同じヒアルロン酸を注入することで、輪郭形成や気になる部分の自然なボリュームアップなど、印象を整える施術に広く活用されています。

また、ヒアルロン酸は体に馴染みやすくアレルギー反応が起こりにくいことも特徴の一つです。注入されたヒアルロン酸は時間とともに吸収されますが、万が一仕上がりに満足できない場合でもヒアルロン酸溶解注射で元に戻せるため、安心して施術を受けられます。

あごへの注入は硬めの製剤を使用

ヒアルロン酸製剤にはさまざまな種類があり、注入する部位によって適した硬さが異なります。例えば、涙袋や唇といった柔らかさが求められる部位には柔らかいタイプを使用しますが、あごには形をしっかりと作るために硬めのヒアルロン酸製剤を使用します。

硬めの製剤を使用することで、あごの輪郭をきれいかつ自然に形成することができ、シャープなフェイスラインを長期間維持することができます。

あごにヒアルロン酸を注入するメリット

シャープなフェイスラインが手に入る

あごが小さかったり後退していると、フェイスラインがぼやけ、顔全体が丸く見えやすくなります。また、後退している方は、脂肪がついていなくても二重顎に見えやすい特徴があります。

ヒアルロン酸を注入することで、あごに適度な高さや長さが生まれ、フェイスラインがシャープに整いすっきりとした印象になります。特にあごは、メイクやヘアスタイルでカバーしにくい部位だからこそ、施術による変化を実感しやすい部分です。

美しいEラインを作れる

Eラインとは、鼻先とあご先を結んだラインのことで、美しい横顔の基準とされています。理想的なEラインは、このライン上に唇が軽く触れるか、少し内側にある状態です。
あごが後退していると横顔のバランスが悪く見えてしまいます。ヒアルロン酸注入であご先を前方に出すことで、美しいEラインを作り、横顔美人に近づけます。

小顔効果も期待できる

あごにヒアルロン酸を注入して縦のラインが強調されると、顔全体が引き締まって見える効果があります。
あごが前方に出ることで、相対的に頬の丸みが目立ちにくくなり、洗練された印象になります。

写真を撮るときにも、横顔や斜めからの角度で自信を持てるようになる方が多くいらっしゃいます。

ダウンタイムが短く手軽

あごへのヒアルロン酸注入は注射だけで完了するため、メスを使う手術に比べてダウンタイムが非常に短いのが特徴です。施術時間は15分程度で、当日から普段通りの生活が可能です。

骨を削る手術やプロテーゼなどの異物に抵抗がある方でも気軽に試せるのが大きなメリットで、注入されたヒアルロン酸は時間とともに体内に吸収されるほか、必要に応じて溶解注射で調整することもできるため安心です。

ため、万が一気に入らなくても時間が経てば元に戻るという安心感もあります。

あごのヒアルロン酸注入はこんな方におすすめ

あごが小さい・引っ込んでいる方

日本人は欧米人と比べて下あごが後退気味の骨格の方が比較的多く、あごの形に悩みを持つ方も少なくありません。あごにボリュームを加えることで、顔全体のバランスが整い、横顔の印象が大きく変わります。「顎がない」「首とあごの境目がはっきりしない」といった悩みを持つ方にもおすすめです。

割れあご(ケツあご)が気になる方

あごの中央部分が縦に割れて見える、いわゆる「割れあご」や「ケツあご」と呼ばれる状態にも、ヒアルロン酸注入が効果的です。割れている部分にヒアルロン酸を注入することで、凹みを埋めて滑らかなあごのラインを作ることができます。

フェイスラインをシャープに見せたい方

丸顔が気になる方や、加齢によってフェイスラインがぼやけてきたと感じている方にもおすすめです。あごにヒアルロン酸を注入して縦のラインを強調することで、顔全体が引き締まって見え、シャープな印象になります。

Eラインを整えたい方

美しい横顔の基準とされるEラインを整えたい方にも最適です。あごの位置を少し調整することで、バランスの取れた横顔を手に入れることができます。

あごへの注入量と持続期間

一般的な注入量は0.5cc〜2cc程度

あごへのヒアルロン酸注入量は、個人のあごの状態や希望する仕上がりによって大きく異なりますが、一般的には0.5〜2ccが目安です。控えめに高さを出したい場合は0.5〜1cc程度、後退が強い方やしっかりとあごを前方に出したい場合は1〜2cc程度を注入することが多いです。

もともとのあごの大きさや骨格、理想の形によって適切な量は変わるため、医師とのカウンセリングで相談しながら決めることが大切です。

持続期間は6ヶ月〜2年程度

あごに注入したヒアルロン酸の持続期間は、使用する製剤や個人の体質によって異なりますが、一般的には6ヶ月から2年程度です。あごには硬めで持続性の高い製剤を使用するため、涙袋や唇と比べると効果が長持ちする傾向があります。

徐々に体内に吸収されていくため、急に元に戻るわけではなく、少しずつ薄れていく印象です。効果を維持したい場合は、定期的なメンテナンスや、顎ボトックスを併用で受けることもオススメです。

ダウンタイムと起こりうる副作用

ダウンタイムは短く日常生活への影響は少ない

あごのヒアルロン酸注入のダウンタイムは非常に短く、ほとんどの方が施術当日から普段通りの生活を送ることができます。施術時間も15分程度と短く、メイクも施術当日から可能です。

稀に注入部位に軽い腫れや赤みが出ることがありますが、通常は数時間から数日以内に落ち着きます。仕事や学校を休む必要もなく、忙しい方でも気軽に受けられる施術です。

腫れ・内出血・左右差などのリスク

あごへの注入は、目元などに比べると内出血が出にくい部位です。

ただし、注射による刺激で軽い腫れや赤み、まれに内出血が出ることがあります。腫れや赤みは数日以内、内出血は1〜2週間程度で自然に落ち着きます。また、もともとの骨格によっては左右のバランスが少し違って見えることもあります。そのため、骨格を丁寧に診てくれる、経験豊富な医師に相談するのがおすすめです。

施術後の過ごし方で気をつけること

施術当日から数日間は、激しい運動や長時間の入浴、サウナなどは控えておくと安心です。体温が上がると腫れや内出血が出やすくなることがあります。

また、注入した部分は強く押したりマッサージしたりせず、そっと触れるくらいにしておきましょう。形が整いやすく、よりきれいな仕上がりにつながります。飲酒も少し控えていただくと安心です。

ヒアルロン酸の副作用について詳細はこちらの記事へ

理想のフェイスラインを手に入れるために

あごへのヒアルロン酸注入は、メスを使わず短時間でフェイスラインを整えられる手軽な施術です。少しの変化でも横顔の印象がぐっとシャープになり、「垢抜けた」と実感する方が多い人気の施術です。

カウンセリングでは、ご自身の悩みや理想とする仕上がりをしっかりと伝え、医師と相談しながら最適な注入量や施術プランを決めていきましょう。理想のあごを手に入れて、自信の持てる横顔を目指してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者
渡辺 佳奈

医師 渡辺 佳奈

東京慈恵会医科大学救急科を経て、都内美容皮膚科で経験を積む。
患者様が自分の素顔を好きになるお手伝いをライフワークとし、丁寧な診療を心がけている。レーザー、ドクターズコスメの知識を豊富に持ち、注入治療、外科手術も得意とする。
ポジティブエイジングとナチュラルな健康美をテーマに抗加齢学、美容皮膚科学の研鑽に励む。