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脂肪溶解注射のおすすめは?人気製剤の特徴と選び方を徹底比較

ダイエットを続けていても、どうしても落ちにくい部分的な脂肪に悩む方は少なくありません。そんなお悩みに対して、気になる部位へ直接アプローチできる脂肪溶解注射は、近年注目されている施術のひとつです。
一方で、「Fat X Core」「カベリン」「BNLS neo」など複数の製剤があり、それぞれの違いを理解して選ぶことが大切となります。

今回は、各製剤の特徴や作用の違いを分かりやすく整理しながら、自分に合った製剤を選ぶためのポイントを解説します。

脂肪溶解注射とは

脂肪溶解注射の仕組み

脂肪溶解注射は、脂肪を分解する成分を含む薬剤を気になる部位へ直接注入し、部分的にアプローチする治療です。薬剤が脂肪細胞の膜に働きかけて分解を促し、溶け出した脂肪はリンパや血流を通じてゆっくりと体外へ排出されます。

メスを使わないため負担が少なく、脂肪吸引までは踏み切れない方や、ダウンタイムを抑えたい方にも取り入れやすいのが特徴です。顔まわりやあご下、二の腕、お腹など、ダイエットでは落としにくい部位にも効果が期待できます。

一度分解された脂肪細胞は基本的に再生しませんが、体重が大きく増えると残った細胞が膨らむことはあります。より綺麗な仕上がりを保つためにも、施術後は無理のない範囲での生活習慣の見直しがおすすめです。

デオキシコール酸が重要な理由

脂肪溶解注射で鍵となる成分が、胆汁酸の一種である「デオキシコール酸」です。もともと体内で脂肪の消化を助ける働きを持つ成分で、脂肪細胞の膜を壊す作用があることから、米国FDAでも脂肪溶解効果が認められています。

この成分の濃度が高いほど脂肪への働きかけは強くなりますが、その分、腫れや痛みといったダウンタイムが出やすくなることもあります。製剤ごとにデオキシコール酸の含有量が大きく異なるため、効果の現れ方や術後の負担に差が出る点を理解しておくことが大切です。

脂肪溶解注射の主な製剤を比較

Fat X Core(ファットエックスコア)

Fat X Coreは、従来のFat Xをさらに進化させた第4世代の脂肪溶解注射です。最大の特徴は、脂肪を溶かすデオキシコール酸の濃度が1.0%と高く、しっかりとした部分痩せ効果が期待できる点です。さらに植物由来の「NAIS complex」を配合しており、炎症やむくみを抑えながら施術後の腫れや痛みを軽減できます。従来のFat Xよりダウンタイムが少なく、施術後の回復もスムーズです。また、破壊された脂肪の跡にはコラーゲンが生成され、皮膚を引き締めるリモデリング効果も期待できます。

高い効果を求めつつ、腫れや痛みをなるべく抑えたい方におすすめの製剤です。

Kabelline(カベリン)

カベリンは、デオキシコール酸を0.5%配合した脂肪溶解注射です。Fat X Coreの半分の濃度ですが、十分な脂肪溶解効果があり、腫れやダウンタイムも控えめです。施術後の腫れは2〜3日ほどで落ち着き、1週間ほどで普段通りの生活に戻れます。効果は施術後2週間から1ヶ月ほどで実感でき、複数回行うことでより確かな結果が得られます。

顔のボリュームが少しだけ気になる方や、頬など減りすぎると困るような部位には、まずマイルドなカベリンから始めるのがおすすめです。

BNLS Ultimate(アルティメット)

BNLS アルティメットは、従来の BNLS neo を進化させた脂肪溶解注射です。デオキシコール酸のほか、L-カルニチンやアーティチョーク、カテキン、コエンザイム Q10 などの成分を配合しており、脂肪の分解・燃焼をサポートするとともに、肌の引き締め効果も期待できます。天然由来の成分が中心のため、腫れや痛みなどのダウンタイムは比較的抑えられ、施術後すぐに日常生活に戻りやすいのが特徴です。

デオキシコール酸の濃度が低い分、脂肪溶解の効果は穏やかで、1回の施術での変化は控えめです。そのため、少しずつ自然に顔の印象を整えたい方や、腫れを避けたい方に向いています。一方で、短期間でしっかりと脂肪を落としたい方には、Fat X Core やカベリンのほうが効果を実感しやすいでしょう。

デオキシコール酸濃度の違いと効果

濃度が高いほど効果も高い

脂肪溶解注射の効果は、配合されているデオキシコール酸の濃度によって変わります。Fat X Coreは1.0%と高濃度で、カベリンの約2倍、BNLS neoと比べると数百倍から数万倍にもあたります。この濃度の差が、効果の現れ方や施術回数に影響します。

高濃度の製剤は、1回の施術でもしっかり変化を実感しやすく、理想の仕上がりに近づくまでの回数も少なくて済むのが魅力です。一方で、低濃度の製剤は効果が穏やかで、少しずつ自然に変化させたい方に向いています。その分、目に見える変化を感じるまでには時間や回数が必要です。

米国FDAの文献では、デオキシコール酸1%が安全性と効果のバランスが取れた上限濃度とされています。Fat X Coreはこの上限を採用しており、脂肪溶解効果を最大限に活かせる製剤といえます。

濃度と腫れの関係

デオキシコール酸の濃度が高いほど、脂肪を溶かす力は強くなりますが、その分、施術後に腫れや痛みが出やすくなることがあります。これは脂肪細胞が壊れる過程で起こる自然な反応です。

ただし、最近の製剤には腫れを抑える成分が配合されていることが多く、高濃度だからといって必ずしも強く腫れるわけではありません。Fat X Coreも高濃度でありながら、NAIS complexという成分によって腫れを最小限に抑える工夫がされています。

それでも、BNLSneoのような低濃度製剤と比べると腫れは出やすいため、施術後のダウンタイムをどのくらい確保できるかも、製剤を選ぶときの大切なポイントになります。

製剤別の濃度比較

各製剤のデオキシコール酸濃度を比べると、Fat X Coreは1.0%と最も高く、カベリンは0.5%、BNLSneoは0.0001〜0.02%と低めです。この濃度の差が、脂肪の減り方や施術回数、ダウンタイムの長さに影響します。どの製剤が自分に合っているかは、目指す効果や生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

当院で一番人気はFat X Core

なぜFat X Coreが選ばれるのか

ネクサスクリニックで最も人気のある脂肪溶解注射はFat X Coreです。高い脂肪溶解効果を持ちながら、腫れや痛みを抑える工夫がされているため、多くの方に選ばれています。

「せっかく施術を受けるなら、しっかり変化を感じたい」という方のニーズに応えるのが、Fat X Coreの高濃度デオキシコール酸です。1回でも変化を実感しやすく、2〜3回の施術で満足のいく仕上がりになる方が多くいらっしゃいます。

さらに、破壊された脂肪細胞がコラーゲンに置き換わるリモデリング効果により、皮膚のたるみを防ぎながら引き締まった印象になる点も人気の理由です。脂肪を減らすだけでなく、肌の質感も整うことを実感される方が多く、顔全体の印象が自然に美しくなる施術として支持されています。

こんな方におすすめ

Fat X Coreは、特に次のような方におすすめです。

  • 短期間でしっかりと効果を感じたい方
  • 施術回数を少なく済ませたい方
  • 多少の腫れや1週間程度のダウンタイムを許容できる方
  • 過去に他の脂肪溶解注射を受けたが満足できなかった方
  • リバウンドしにくい施術を希望する方

フェイスラインやあご下、頬の脂肪が気になる方には効果を実感しやすく、小顔を目指す方に人気の製剤です。また、ダイエットで落ちづらい、二の腕やお腹にも高い効果を発揮します。

自分に合った製剤の選び方

ダウンタイムで選ぶ

脂肪溶解注射は、腫れの出方で選ぶ製剤が大きく変わります。
腫れを極力避けたい方にはBNLSneoが向いており、自然に少しずつ変化させたい場合に最適です。
1週間前後の腫れを許容できる方は、カベリンやFat X Coreが選択肢になります。特にFat X Coreはしっかり減らしたい方に適しています。

施術部位・減らしたい量で選ぶ

フェイスラインや頬など「ほんの少しだけ減らしたい」場合は、まずはマイルドなカベリンが安心です。
短期間で明確な変化を出したい場合や、二の腕・お腹など広めの範囲にはFat X Coreが向いています。 施術前に「どれくらい減らしたいか」を決めておくと、最適な製剤を選びやすくなります。

 効果実感までのスピードで選ぶ

早く変化を実感したい方は、施術後1〜2週間で変化が出やすいFat X Coreがおすすめです。
周囲に気づかれず自然なペースで進めたい方はBNLSneoが良く、ゆっくりと変化していくタイプです。
カベリンは、効果と腫れのバランスが取れており、「しっかり変化は欲しいけれど強いダウンタイムは避けたい」という方に向いています。

費用について

脂肪溶解注射の都内美容クリニックの相場感は、

  • Fat X Core:1ccあたり11,,000円〜14,000円
  • カベリン:1ccあたり 7,000〜9,000円
  • BNLS:1ccあたり 3,000~4,000円

また、実際の施術では 1ccだけで注入するケースは少なく、5cc・10cc単位での施術が主流 です。
そのため、多くのクリニックでは まとめ買い割引 を設定しており、セット購入だと 1ccあたりが大幅にお得 になることもあります。

どれを選ぶかは、“費用の安さ”だけでなく、求める変化のスピード・ダウンタイム・仕上がりの自然さ など、総合的に判断するのがおすすめです。

目的に合わせて、最適な製剤を。

脂肪溶解注射は、ダイエットでは落としにくい部分的な脂肪にしっかりアプローチできる、有効性の高い治療です。今回ご紹介したように、製剤ごとに濃度・効果・ダウンタイムが異なるため、「自分の目的に合うものを選ぶ」ことが最も大切です。

ダウンタイムの許容度、施術したい部位、効果を実感したいスピード。この3つを整理しておくと、選択がスムーズになります。迷った場合は医師が丁寧にご提案しますので、気になる点は遠慮なくご相談ください。

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この記事の監修者
河合 朝奈

医師 河合 朝奈

東京女子医科大学卒業後、総合病院にて形成外科の研鑽を積み、手術や皮膚科領域を含めた診療を担当。
その後複数の美容外科・美容皮膚科クリニックにて幅広く経験を積む。
レーザーを用いたシミ・ホクロ除去治療だけでなくアートメイク除去やタトゥー除去の綺麗に跡を残さない治療にこだわり、ヒアルロン酸での丸いおでこ形成、切らない小顔治療、ボトックスでの幸福感に満ちた表情作り、婦人科形成など得意とする。
親身で丁寧なカウンセリングと施術で患者様に寄り添うこと、安全で最善の美容医療を提供することをモットーとし、ナチュラルで魅力的な印象の仕上がりに患者様からの信頼も厚い。