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糸リフトの「ひきつれ」はいつまで続く?原因・経過・対処法を解説

糸リフトを受けた後に、 「顔が引っ張られるような感覚がある」「影や凹みが気になる」と感じ、不安になる方は少なくありません。結論からお伝えすると、こうした“ひきつれ”は糸リフト後にみられやすい症状のひとつであり、多くの場合は時間の経過とともに自然に落ち着いていきます。ただし、症状の出方や続く期間には個人差があるため、あらかじめ正しく理解しておくことが大切です。

本記事では、糸リフト後にひきつれが起こる原因、どのくらいで改善するのか、また気になる場合の対処法について、分かりやすく解説します。

糸リフト後の「ひきつれ」とは?

どんな症状を指すのか

糸リフトは、皮下組織にコグ(突起)付きの糸を挿入し、皮下脂肪と皮膚を物理的に引き上げる施術です。

糸リフトのひきつれとは、施術後に顔の皮膚が引っ張られるような感覚や、つっぱり感、チクチクとした違和感などを指します。笑ったり口を大きく開けたりしたときに感じやすく、鏡で見ると一部がよれているように見えることもあります。

症状の程度には個人差があり、ほとんど気にならない方もいれば、一定期間違和感が続く方もいます。ただし、ひきつれが出たからといって、すぐに「失敗」と判断する必要はありません。

出やすいタイミングと気づきやすいシーン

ひきつれは術後すぐから数日間にかけて感じやすく、この時期がピークとなるケースが多く見られます。特に、笑う・話すなど表情を動かした際に「違和感がある」「いつもと違う」と気づく方が多い傾向です。

また、触れたときに軽い凹凸やボコつきを感じることもありますが、こうした変化も経過とともに落ち着いていくことが一般的です。

糸リフトでひきつれが起こる原因

糸と組織がまだなじんでいない

挿入直後は、糸が周囲の組織に十分になじんでいない状態です。そのため、軽いひきつれや違和感を感じやすい時期でもあります。時間の経過とともに糸が組織に定着していくにつれて、こうした症状は徐々に落ち着いていくのが一般的です。

引き上げのテンションが強すぎる

たるみがあるからといって、強く引き上げればいいわけではありません。糸をかけた部分だけが先に引き上がり、周りの組織がついてこないと、皮膚に無理な負担がかかり、ひきつれの原因になります。

リフトアップ効果を優先して引き上げすぎると、違和感が長引くこともあるため、 「しっかり上げる」と「自然に仕上げる」のバランスが重要です。

挿入する深さ、位置

皮膚の厚みや状態によって、糸の影響の出方は異なります。皮膚が薄い方は糸の影響を受けやすく、ひきつれが出やすい傾向があります。 一方で、皮下脂肪が多い場合は糸が埋もれてしまい、十分な引き上げ効果が得られにくいこともあります。

そのため、皮膚の状態に合わせて挿入する深さや位置を調整することが重要です。

顔の神経の近くを糸が通っている

顔には「三叉神経」と呼ばれる感覚神経が通っており、おでこから前頭部・頬からこめかみ・下顎から耳のあたりの3つのルートに広がっています。糸がこの神経の近くを通ると、触れていなくてもひきつれや違和感を感じやすくなることがあります。

おでこや頬はたるみが気になりやすい部位でもあるため、施術を受ける方が多い箇所です。神経の走行を理解したうえで糸を挿入できる医師かどうかが、ひきつれの出方に大きく影響します。

過去に脂肪吸引・フェイスリフトを受けたことがある

過去に脂肪吸引やフェイスリフトを受けた方は、皮膚内部の組織が通常と異なる状態になっていることがあります。手術痕による癒着や組織の硬さによって糸リフトのひきつれが出やすくなるため、事前に医師へ伝えたうえでカウンセリングを受けることが大切です。

糸リフトのひきつれはいつまで続く?経過の目安

術直後〜1週間:ピークの時期

ひきつれが最も強く感じられるのは、術後から1週間程度の時期です。この時期は糸がまだ組織になじんでおらず、腫れやむくみも重なることで症状が出やすくなります。

軽い違和感であれば、落ち着いて様子をみましょう。 一方で、明らかに皮膚が強く凹んでいる場合は、早めにクリニックへ相談することをおすすめします。

1週間〜1ヶ月:徐々に落ち着いてくる

1週間を過ぎると腫れが引き始め、ひきつれも徐々に和らいでくるケースがほとんどです。糸が組織になじんでいくにつれて、日常生活の中では気にならなくなる方が多くなります。

完全に落ち着くまでの目安は術後1ヶ月程度ですが、症状が軽減している場合は、そのまま経過観察で問題ないことが一般的です。この時点で改善傾向がみられない場合は、一度医師に相談すると安心です。

1ヶ月以上続く場合は要注意

1ヶ月以上経過してもひきつれが強く残っている場合や、痛みを伴う場合は、クリニックへの相談をおすすめします。まれに、糸が溶けた後も瘢痕(傷跡の組織)の影響でひきつれが残るケースもあります。その場合は、医師による状態の確認と適切な対応が必要になります。

糸リフトでひきつれが出たときの対処法

基本はまず様子を見る

術後1〜2週間は、ひきつれが出ても焦らず経過をみることが基本です。この時期のひきつれは施術による自然な反応であることが多く、無理に対処しようとするよりも、安静に過ごすことが回復を早めます。

強いマッサージや触りすぎはNG

「早く治したい」と感じて患部をマッサージしたくなるかもしれませんが、強い刺激は逆効果になることがあります。糸のズレやリフト効果の低下につながる可能性があるため、術後しばらくは患部を強く触ることは避けましょう。

口を大きく開けない

術後しばらくは、口を大きく開けるなど過度な動きは控えることが基本です。また、硬いものや噛みづらいものを避ける、歯科治療は落ち着いてから受けるなど、表情筋を強く使う動作もできるだけ控えましょう。

一方で、日常会話など自然な範囲で少しずつ表情を動かしていくことで、糸が組織になじみやすくなります。

寝る体勢を気をつける

術後しばらくは、寝るときの向きも意識しておくことが大切です。横向きやうつ伏せで寝ると施術部位に圧がかかり、ひきつれが悪化することがあります。なるべく仰向けで寝るよう心がけましょう。

症状が強い・長引く場合は早めに相談する

違和感が強い場合や長引く場合は、一人で判断せず早めにクリニックへ相談しましょう。初期の段階であれば、軽い調整で改善するケースも多くあります。

ひきつれを防ぐために大切なこと

過度な引き上げをしない適切なデザイン設計

ひきつれを防ぐうえで最も重要なのは、施術前のデザイン設計です。「強く引き上げれば効果が高い」というわけではなく、その方の顔の状態に合わせて、適切な引き上げテンションや本数を見極めることが、術後の違和感を最小限に抑えることにつながります。

解剖学的知識と経験のある医師を選ぶ

糸を適切な深さ・位置に挿入するためには、解剖学的な知識と経験が不可欠です。施術経験が豊富な医師を選ぶことが、ひきつれのリスクを抑えるうえで重要なポイントとなります。

適応の見極めも重要

すべてのたるみに対して、糸リフトが最適とは限りません。状態によっては、他の施術の方がより自然に仕上がるケースもあります。カウンセリングでは、糸リフトでどの程度の改善が見込めるのかに加え、他の施術でどのような仕上がりが期待できるのかも踏まえて検討することが大切です。

たとえば、しっかりとしたリフトアップを求める場合はフェイスリフト、ダウンタイムを抑えたい場合はHIFUや高周波治療といった選択肢もあります。自分がどの程度の変化を求めているのかを医師に伝えたうえで、適した方法を選ぶことが重要です。

事前にリスクを理解しておく

ひきつれは、施術後に一時的に起こりやすい反応のひとつです。あらかじめ経過やリスクについて理解しておくことで、術後の不安を軽減することにもつながります。

糸リフト後のひきつれに不安を感じている方へ

糸リフト後のひきつれに不安を感じるのは、自然なことです。 「この違和感は大丈夫なのか」と心配になる方も少なくありません。ただ、多くの場合は時間とともに落ち着いていく一時的な反応です。まずは過度に心配しすぎず、経過をみることも大切です。

一方で、気になる症状が続く場合は、無理に我慢せず医師へ相談しましょう。不安な点があれば事前に確認し、納得したうえで施術を受けることが大切です。

NEXUSクリニックでは、糸リフトをはじめ、フェイスリフトや皮膚科施術まで幅広いたるみ治療のご提案が可能です。お気軽にご相談ください。

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この記事の監修者
酒井 知子

院長 酒井 知子

外科領域では特に二重埋没を得意とする。Instagramでお馴染みの“バレづらい魔法の二重術”は、連日全国から患者様が殺到するほどの人気ぶりで、症例数は年間3000件以上にも及ぶ。
その他、糸リフトや注入治療、若返り施術を数多く経験。
またレーザーやドクターズコスメなどの美容皮膚科領域に関しても深い知識を持ち、全国から幅広い層のファンを集めている。プライベートでは1児の母。管理栄養士から医師への転身という異色の経歴を持ち、体の内面と外面の両方から美しさを実現するスペシャリスト。趣味は料理。