外科的涙袋形成術を受けた後は、「メイクはいつからできる?」「コンタクトは着けても大丈夫?」など、術後の過ごし方が気になる方も多いのではないでしょうか。
下まぶたは腫れや内出血が目立ちやすい部位です。そのため、術後は医師の指示に沿って過ごすことが、きれいな仕上がりにつながる大切なポイントになります。
外科的涙袋形成術とは
外科的涙袋形成術は、下まぶたの眼輪筋や靭帯を糸で縫縮・固定することで、自然な涙袋のふくらみを形成する施術です。

当院では、皮膚表面から糸を通す「表留め」と、下まぶたの裏側(結膜側)からアプローチする「裏留め」の2種類をご用意しています。術式によって術後の経過や生活制限が一部異なるため、ご自身の術式を確認したうえで読み進めてください。
外科的涙袋形成術の術後の経過
術後の経過には個人差がありますが、おおよその目安をご紹介します。
術後当日
施術直後から腫れやむくみが現れます。目元に違和感があったり、一時的に涙袋が大きく見えることがありますが、多くは術後の自然な反応です。
当日はできるだけ目を休め、帰宅後はタオルやガーゼで包んだ保冷剤で目元を優しく冷やしましょう。強く押し当てず、10〜15分程度を目安に、こまめに冷やすことをおすすめします。また、術後はコンタクトレンズを装着できないため、眼鏡やサングラスを持参すると安心です。
術後1週間
腫れのピークは術後2〜3日頃で、その後は徐々に落ち着いていきます。内出血が出た場合は、紫色から黄色へと変化しながら、1〜2週間ほどで目立ちにくくなります。
白目に内出血やむくみが生じることもありますが、痛みや視力の変化がなければ、多くは時間の経過とともに改善します。術後7〜10日ほどは、下を向く姿勢や長時間かがむ動作、重いものを持つなど、目元に負担がかかる行動はできるだけ控えましょう。
術後1か月
腫れやむくみが落ち着き、涙袋のラインが徐々になじんでくる時期です。
最終的な仕上がりは術後1〜3か月頃が目安となります。気になっていた左右差や違和感も、経過とともに落ち着いていくことがほとんどです。
術後の過ごし方・注意点

術後の過ごし方は、仕上がりにも影響する大切なポイントです。術式(表留め・裏留め)によって再開できるタイミングが異なるため、ご自身の術式に合わせてご確認ください。
洗顔・シャワー
術後当日から洗顔・シャワーができます。ただし、目元は強くこすらず、泡をなじませるように優しく洗い、拭き取りも優しくタオルを当てる程度にしましょう。
メイク
裏留めでは、術後当日からメイクができます。ただし、目元への刺激はできるだけ避けましょう。
表留めでは、アイメイクを含むメイクは術後3日後から可能です。傷口へのメイクは感染の原因となることがあるため、傷が落ち着くまでは避けましょう。
コンタクトレンズ
コンタクトレンズは術後翌日(24時間後)から再開できます。術後当日は装着できないため、眼鏡をご持参ください。また、装着時にゴロゴロとした違和感がある場合は無理に使用せず、様子をみましょう。
入浴・サウナ
シャワーは、表留め・裏留めともに術後当日から可能ですが、術後1週間は長時間の入浴や熱いお湯、サウナは控えましょう。体温が上がると血流が良くなり、腫れや内出血が長引く原因となります。
入浴やサウナは術後1週間頃から再開できますが、腫れや内出血の状態をみながら、無理のないタイミングで再開するようにしましょう。
運動
軽いウォーキング程度であれば術後1週間頃から再開できます。一方で、激しい運動は血流が良くなり、腫れや内出血が長引く原因となるため、術後1週間は控えましょう。運動再開は、腫れや内出血の状態をみながら無理のない範囲で少しずつ始めるようにしてください。
飲酒・喫煙
飲酒・喫煙は、術後1週間程度控えていただいています。アルコールや喫煙はむくみや腫れを助長したり、傷の治癒を遅くする可能性があります。可能であれば、術後1か月程度控えるとより安心です。
目をこすらない・うつ伏せ寝を避ける
術後は目元に違和感があり、無意識に触れたくなることがあります。こすったり押したりすると、傷口に負担がかかったり、内部で留めている糸に影響する可能性があります。また、術後数日間はうつ伏せ寝を避け、枕を少し高くした仰向けの姿勢で休むようにしましょう。
なお、まつ毛エクステ・まつ毛パーマ、フェイスマッサージ、レーザー治療は、いずれも術後1か月を目安に再開してください。
術後の経過を良好にするためのポイント

処方薬を正しく使用する
術後は抗生剤の点眼薬を処方します。感染を防ぐため、1日3回を目安に、術後1週間は医師の指示に沿って使用してください。痛みがある場合は、無理をせず処方された痛み止めを服用しましょう。
無理に触らない・刺激を与えない
傷口や目元を必要以上に触ると、感染や糸への負担につながることがあります。気になっても、こすったり押したりせず、できるだけ刺激を避けて過ごしましょう。
気になることがあれば早めに相談する
術後の経過には個人差があります。不安な症状や気になることがあれば、一人で判断せず、施術を受けたクリニックへ相談しましょう。
NEXUSクリニックでは、術後のLINEやお電話でのご相談にも対応しています。気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
術後の過ごし方|早見表
| 項目 | 裏留め | 表留め |
| 洗顔・シャワー | 当日から可 | 当日から可 |
| メイク | 当日から可 | 3日後から可 |
| コンタクトレンズ | 翌日から可 | 翌日から可 |
| 入浴・運動・飲酒 | 1週間後から可 | 1週間後から可 |
| まつ毛エクステ・パーマ | 1ヶ月後から可 | 1ヶ月後から可 |
| マッサージ・レーザー | 1ヶ月後から可 | 1ヶ月後から可 |
※当院でお受けいただいた場合の目安です。
気になる症状がある場合はクリニックへ相談しましょう

術後は腫れや内出血などがみられることがありますが、多くは時間の経過とともに落ち着いていきます。ダウンタイムの詳しい経過については、別の記事でご紹介していますので、あわせてご覧ください。
次のような症状がある場合は、早めにクリニックへご相談ください。
- 痛みが強くなったり、強い痛みが続いたりする
- 出血がなかなか止まらない
- 発熱がある
- 傷口から膿のようなものが出ている
- 腫れが急に強くなった
- 視界がぼやけるなど、見え方に異常を感じる
理想の仕上がりのためには、術後の過ごし方も大切
外科的涙袋形成術は、術後の過ごし方も仕上がりに影響します。特に目元は晴れがでやすい部位でもあるため、術後の注意点を守りながら過ごすことで、ダウンタイム中も安心して経過を見守りやすくなります。
NEXUSクリニックでは、施術後の経過についても丁寧にサポートしています。安心して治療を受けていただけるよう、一人ひとりに寄り添った術後フォロー体制を設けています。
院長 酒井 知子
外科領域では特に二重埋没を得意とする。Instagramでお馴染みの“バレづらい魔法の二重術”は、連日全国から患者様が殺到するほどの人気ぶりで、症例数は年間3000件以上にも及ぶ。
その他、糸リフトや注入治療、若返り施術を数多く経験。
またレーザーやドクターズコスメなどの美容皮膚科領域に関しても深い知識を持ち、全国から幅広い層のファンを集めている。プライベートでは1児の母。管理栄養士から医師への転身という異色の経歴を持ち、体の内面と外面の両方から美しさを実現するスペシャリスト。趣味は料理。