
フェイスリフトを検討する際、術後どのくらい腫れるのか、いつ頃から落ち着いてくるのかは気になるところです。仕事や外出の予定を考えるうえでも、あらかじめ経過を知っておくと予定を立てやすくなります。
この記事では、フェイスリフト後の腫れのピークやその後の経過、ダウンタイム中の過ごし方、注意したい症状について解説します。
フェイスリフトの腫れは術後2〜4日頃がピーク
実際の当院の症例を用いて術後の腫れの経過を確認していきましょう。

術後2〜4日頃に腫れが強くなりやすい理由
フェイスリフトでは、皮膚やその下の組織を剥離し、引き上げる操作を行います。そのため、術後は組織を修復しようとする炎症反応が起こり、組織に水分がたまることで腫れやむくみが現れます。
腫れは手術直後よりも翌日から数日かけて強くなり、術後2〜4日頃にピークを迎えることが多いです。ピーク時には頬やフェイスラインがふっくらし、普段より顔が大きく見えることもありますが、一般的な回復過程のひとつです。
大きな腫れは1〜2週間ほどで落ち着いてくる
術後1週間は腫れのピークを越えた頃ですが、まだ顔全体に腫れやむくみが残りやすい時期です。

ピークを過ぎると腫れは少しずつ落ち着き、1〜2週間ほどで大きな腫れは目立ちにくくなってきます。ただ、この頃はまだ腫れやむくみが残る時期です。
術後1か月頃になると見た目はかなり馴染み、当院では大きな腫れの60〜70%ほどが落ち着いてくるイメージとお伝えしています。それでも「リフトアップはしたけど、少し顔がふっくらして見える」と感じることもあります。
ここからさらに半年ほどかけて、少しずつ完成へと近づいていきます。1か月の時点ではまだ経過途中なので、むくみが残っていても焦らず見ていきましょう。
※回復のスピードには個人差があります。術式・切開範囲・体質によって異なるため、あくまで目安として参考にしてください。今回の症例写真はフルフェイスリフトを行っています。
腫れが引くまでに見た目はどう変わる?
フェイスリフトは腫れが出やすい手術のため、ダウンタイム中に起こりやすい変化をあらかじめ知っておくと、経過も見守りやすくなります。

術後すぐはつっぱったような表情に見えることも
手術直後から1週間ほどは、腫れや組織を引き上げた影響で、表情が少し不自然に見えることがあります。目元がつり上がったように見えたり、顔全体につっぱり感が出たりするのも、術後早期にはみられる変化のひとつです。腫れやつっぱりが落ち着くにつれて、表情も少しずつ自然に馴染んでいきます。
腫れのピークは顔が大きく見えやすい
術後1〜2週間、術後2〜4日頃のピーク時には、頬やフェイスラインが大きく腫れ、手術前よりも顔がふっくらして見えることがあります。フェイスリフトは術後早期ほど完成後の状態を想像しにくいため、この時点の見た目だけで仕上がりを判断する必要はありません。
腫れが引くと「少し戻った」と感じることも
術後は腫れによって頬にボリュームが出るため、フェイスラインが強く引き締まって見えたり、ほうれい線が一時的に消失したように見えることがあります。その後、腫れが引いてくると「最初より変化が小さくなった」「少し戻った」と感じることもありますが、これは必ずしも後戻りではありません。腫れが落ち着き、本来の仕上がりへ近づいている途中の変化です。
特にほうれい線は、たるみだけでなく骨格や脂肪のつき方などにも影響されるため、フェイスリフトだけで完全になくすことが難しい場合もあります。
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フェイスリフトの腫れを長引かせないための過ごし方
術後の腫れをできるだけ長引かせないためには、ダウンタイム中の過ごし方も大切です。
血流が良くなる行動を控える
フェイスリフト後は、腫れや内出血を悪化させないためにも、しばらくは無理をせず安静に過ごしましょう。当院では、手術後1週間は安静にし、軽い運動は2週間後から、サウナ・ヨガ・激しい運動は1か月後からを目安にご案内しています。また、飲酒や喫煙も術後1〜2週間は控え、可能であれば1か月控えていただくと安心です。回復のスピードには個人差があるため、再開時期については術後の経過を見ながら担当医の指示に従ってください。
寝るときは頭を少し高くする

術後しばらくは、寝る姿勢にも少し気をつけましょう。仰向けを基本に、枕などを使って頭を少し高くして寝ると、顔まわりの腫れを抑えやすくなります。また、うつ伏せや横向きなど、顔に圧がかかる姿勢はなるべく避けて過ごすのがおすすめです。
自己判断でマッサージをしない
むくみが気になると、早く流したくてマッサージをしたくなるかもしれませんが、術後早期は強く触らないようにしましょう。まだ傷口や手術部位が落ち着いていないため、強い刺激を加えると腫れや内出血が強くなったり、傷の仕上がりにも影響が出ることがあります。
当院では、術後1か月間はマッサージなど傷口が強く引っ張られる行為を控えていただいています。エステや美顔器なども自己判断で再開せず、術後の経過を見ながら担当医に確認しましょう。
圧迫やアイシングは医師の指示に従う
フェイスバンドによる圧迫やアイシングは、術式や術後の状態によって方法が異なります。腫れが気になるからといって、自己判断で長時間冷やしたり、強く圧迫したりするのは避けましょう。
「しっかり冷やした方が早く腫れが引く」とは限らないため、圧迫する時間や冷やし方については、クリニックから案内された方法に沿って行うことが大切です。
腫れが強い・長引く場合はクリニックへ相談を

フェイスリフト後の腫れは時間とともに少しずつ落ち着いていきますが、いつもと違う腫れ方や症状がある場合は注意が必要です。
ピークを過ぎても腫れが強くなる場合
術後2〜4日頃のピークを過ぎても腫れがどんどん強くなる、急に大きく腫れる、片側だけ明らかに腫れが強いといった場合は、早めにクリニックへご連絡ください。血腫などが生じている可能性もあり、状態によっては早めの処置が必要になることがあります。
強い痛み・熱感・赤みなどがある場合
腫れだけでなく、時間とともに痛みが強くなる、強い赤みや熱感がある、出血が続く、傷口から膿のようなものが出るといった場合、感染などの術後合併症の可能性があります。「軽度だから少し様子を見よう」と自己判断せず、気になる症状がある場合は早めにクリニックへ相談しましょう。
フェイスリフトの腫れのピークを知って、余裕のあるスケジュールを

フェイスリフト後の腫れは、ピークを過ぎると少しずつ落ち着いていきます。あらかじめ経過を知っておくことで、仕事や大切な予定も立てやすくなるでしょう。ただし、腫れ方や回復のスピードには個人差があり、術式や施術範囲によっても異なります。ダウンタイムが気になる方は、カウンセリングでご自身の状態に合わせた経過や、お休みの目安について確認しておくと安心です。
NEXUS CLINICでは、一人ひとりのお顔の状態やライフスタイル、ご希望に合わせた術式をご提案しています。フェイスリフト後の腫れやダウンタイムに不安がある方も、ぜひお気軽にご相談ください。
技術指導医 山崎 俊
形成外科医として18年、美容外科医として10年以上の豊富な経験を持ち、数多くの外科施術を手がけてきた実力派ドクター。日本形成外科学会専門医・指導医として、再建やマイクロサージャリーの分野にも精通しています。
フェイスリフト、目周りの切開手術、クマ取り、鼻手術、乳房手術など幅広い施術に対応し、形成外科で培った確かな技術と知識を美容医療に応用。常に安全性と確実性を重視した診療を行っています。
穏やかで丁寧なカウンセリングにも定評があり、多くのお客様から厚い信頼を得ています。