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フェイスリフトは後戻りする?原因・時期・後戻りを遅らせるポイントを解説

フェイスリフトは、たるみをしっかりと引き上げることができる反面、大きな手術でもあります。そのため、受ける前に「効果はどのくらい続くのか」「時間が経つとまたたるんでくるのか」は知っておきたいという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、術後にどのような変化が起こるのか、その原因や、できるだけよい状態を長く保つためのポイントについて解説します。

フェイスリフトは後戻りしてしまう?

フェイスリフトは、時間が経つと引き上げた組織がそのまま手術前の位置へ戻ってしまう、というものではありません。手術では、たるんだ皮膚だけでなく、その奥にあるSMASなどの組織も引き上げ、位置を整えて固定します。

ただし、フェイスリフトを受けたあとも、お顔の老化そのものが止まるわけではありません。年齢とともに骨格や脂肪、皮膚は少しずつ変化するため、数年経つと再びたるみが気になってくることもあります。

そのため、「後戻りした」と感じる場合も、手術前の状態に戻ったというより、引き上げた状態から新たに加齢による変化が生じていることが多いと考えられます。

フェイスリフトの効果はどのくらい持続する?

フェイスリフトは、たるみ治療のなかでも比較的長期的な効果が期待できる施術です。ただし、持続期間には個人差があり、術式やお顔の状態によっても異なります。

10年前後がひとつの目安

フェイスリフトの効果が続く期間は一律ではありませんが、切開によるフェイスリフトでは、10年前後がひとつの目安とされています。ただし、年齢や皮膚の状態、たるみの程度、選択する術式などによって経過は異なります。「〇年経ったら効果がなくなる」というものではなく、長い時間をかけて手術直後の状態から少しずつ変化していくと考えるとよいでしょう。

持続期間には術式やお顔の状態も関係する

フェイスリフトは、どの術式を選ぶかによっても持続期間が変わります。また、皮膚の状態やたるみの程度など、お顔の状態によっても経過には個人差があります。

皮膚だけを切除する方法では、表面のたるみは整えられても、その奥にある組織までは十分に引き上げられません。SMASを引き上げたり、必要に応じてリガメントを処理したりすることで、たるみの土台からリフトアップできるため、その分、効果も長く保ちやすくなります。大切なのは、深い層まで広く処理することではなく、その方のお顔に必要な範囲を見極めて施術することです。

「後戻りした」と感じる主な原因

フェイスリフト後に「少し戻ったかも」と感じる理由はいくつかあります。

術後も加齢による変化は続く

フェイスリフトでたるみを引き上げても、その後の老化まで止められるわけではありません。年齢とともに骨格や脂肪、皮膚などは少しずつ変化し、新たなたるみが生じていきます。顔の加齢は皮膚だけではなく、骨・脂肪・靱帯など複数の組織の変化によって起こることが知られています。

手術でたるみをリセットしても、その後の加齢による変化は止められません。「元に戻った」と感じる背景には、こうした自然な老化の進行が関係していることがほとんどです。

腫れが引いて「戻った」と感じることもある

術後しばらくは腫れやむくみがあるため、ほうれい線が無くなったように見えたり、フェイスラインが強く引き締まって見えることがあります。その後、腫れが引いて馴染んでくると、ダウンタイム中と比べて「ほうれい線が戻った」「少したるんだ」と感じることもありますが、これは後戻りではなく、完成形へ近づいている過程です。半年〜1年後の状態が完成系に近い状態と認識しておくと良いでしょう。

術式や引き上げる範囲が合っていない

フェイスリフトは、たるみの程度や範囲に合わせて術式を選ぶことが大切です。引き上げる範囲が十分でなかったり、皮膚のみを中心に処理して深い層のたるみが残っていたりすると、比較的早い段階で「戻ってきた」と感じることがあります。

また、同じフェイスリフトでも、皮膚を中心に引き上げる方法と、SMASやリガメントなど深い層まで処理する方法では、アプローチできる範囲が異なります。もともとのたるみに対して適した術式を選ぶことが、その後の仕上がりにも関わります。

後戻りを遅らせるためのポイント

フェイスリフト後の変化を完全に止めることはできませんが、術式の選び方や術後の過ごし方、日々のケアによって、よい状態を長く保つことはできます。

お顔の状態に合った術式を選ぶ

たるみの程度や範囲に合った術式を選ぶことは、仕上がりを長く保つうえでも大切です。また、自分だけで判断するのではなく、フェイスリフトの知識や経験があり、複数の術式に対応できる医師にお顔の状態を診てもらい、適した方法を提案してもらうことも重要です。

紫外線対策やスキンケアを続ける

フェイスリフトでたるみを改善しても、皮膚そのものは年齢とともに変化し続けます。特に紫外線は、コラーゲンやエラスチンの減少を促し、肌のハリや弾力の低下、シワの悪化につながることが知られています。その結果、肌を支える力が弱まり、新たなたるみを招く原因となります。

フェイスリフト後の良い状態をできるだけ長く保つためにも、日頃から紫外線対策を行い、保湿を中心とした基本的なスキンケアを継続することが大切です。紫外線を長時間浴びた日は、普段以上にしっかりと保湿を行い、肌をいたわることを心がけましょう。

必要に応じてメンテナンスを取り入れる

フェイスリフトは加齢によるたるみを改善する手術ですが、その後も自然な老化は続きます。そのため、時間の経過とともに軽いたるみや肌の変化が気になってきた場合は、お顔の状態に合わせてメンテナンスを取り入れることも選択肢の一つです。

当院では、HIFUや高周波治療などの切らないたるみ治療も行っています。年に1〜2回程度取り入れることで、良い状態を維持しやすくなる場合があります。

「後戻りしたかも」と感じたらどうする?

まずは術後の時期を確認する

「後戻りした」と感じても、術後数か月なのか、数年経過しているのかによって考え方は異なります。術後数か月はまだ腫れや組織が落ち着く途中で、一時的に変化が小さく感じられることがあります。一方、数年かけて少しずつたるみが気になってきた場合は、自然な加齢による変化である可能性もあります。まずは術後どのくらい経過しているのかを確認することが大切です。

気になる場合は担当医へ相談する

変化が気になる場合や、想定と異なる仕上がりが続いている場合は、自己判断せずに担当医へ相談しましょう。手術内容や術後の経過を最も把握しているのは執刀医です。現在の状態が正常な経過なのか、それとも対応が必要なのかを確認してもらうことが大切です。

状態に応じて治療を検討する

「後戻りした」と感じても、それだけで修正手術が必要になることは多くありません。自然な仕上がりを優先した場合や術式によっては、多少のたるみが残ることもあります。まずは術前のお顔の状態や、どのような術式・デザインで手術を行ったのかを担当医と確認することが大切です。

そのうえで、状態に応じてHIFUや高周波治療などのメンテナンスや、部分的な修正を検討する場合があります。明らかに修正が必要と判断された場合には再手術を行うこともありますが、そのようなケースは多くありません。

フェイスリフトの効果を長く保つために

フェイスリフトは、たるみを根本から改善し、長期間の効果が期待できる治療です。しかし、手術後も加齢は続くため、時間の経過とともに少しずつ変化していくことは自然なことです。大切なのは、「後戻りした」と感じたときにすぐ失敗と判断するのではなく、現在のお顔の状態や術後の経過を正しく確認することです。また、術後も紫外線対策やスキンケアを続け、必要に応じてメンテナンスを取り入れることで、良い状態を長く維持しやすくなります。

NEXUS CLINICでは、お一人おひとりのお顔の状態やご希望に合わせた術式をご提案するとともに、術後の経過やメンテナンスについても丁寧にサポートしています。フェイスリフトをご検討中の方や、術後の経過について気になることがある方は、お気軽にご相談ください。

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この記事の監修者
山崎 俊

技術指導医 山崎 俊

形成外科医として18年、美容外科医として10年以上の豊富な経験を持ち、数多くの外科施術を手がけてきた実力派ドクター。日本形成外科学会専門医・指導医として、再建やマイクロサージャリーの分野にも精通しています。
フェイスリフト、目周りの切開手術、クマ取り、鼻手術、乳房手術など幅広い施術に対応し、形成外科で培った確かな技術と知識を美容医療に応用。常に安全性と確実性を重視した診療を行っています。
穏やかで丁寧なカウンセリングにも定評があり、多くのお客様から厚い信頼を得ています。