二重整形にはさまざまな方法がありますが、中でも「二重埋没」は施術後のダウンタイムが短いのが特徴です。ただし、術後に症状がまったく出ないわけではなく、腫れや内出血が起こるケースもあります。二重埋没を検討中の方の中には、「ひどい内出血が起こったらどうしよう」「どれくらいで治まるのか」など、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、二重埋没後の内出血が起こりやすいケースや、術後の経過がわかる症例写真をご紹介するほか、併せて内出血を隠す対処法についても解説します。
二重埋没の施術後は必ず内出血がある?
二重埋没は、まぶたを切開せずに医療用の細い糸を留めて二重のラインを作る施術で、比較的ダウンタイムが短いのが特徴です。多くの場合、施術直後から日常生活に戻ることが可能で、すぐにメイクができるケースも多くあります。
しかし、「ダウンタイムがまったくない」というわけではありません。あくまで針と糸を使う施術のため、多少の内出血はあるものと考えておいたほうがいいでしょう。
多くはまぶたの範囲を超えて広がることはなく、上まぶたにあざのような赤みが出たり、まつ毛の生え際にアイラインのような色が出たりといった形で内出血が出ます。
二重埋没のダウンタイムについては、こちらの記事もご覧ください。
内出血を早く治す方法はある?
内出血は、毛細血管が刺激を受けることで皮膚の下に血液がにじみ出し、青紫色のあざのように見える症状です。血液は徐々に周辺の組織に吸収され、色が薄くなっていきます。吸収を促進する方法はなく、時間の経過を待つ以外にありません。
ただし、間違った過ごし方で内出血を長引かせてしまうことはあるため、注意が必要です。術後2~3日はこまめにまぶたを冷やし、血行を促進しすぎないよう、運動や長風呂、飲酒などは控えましょう。就寝時にはうつぶせ寝は避けて、枕はいつもより高めを意識してみてください。
内出血が起こるのはどんなとき?
前述のように、二重埋没を受けた場合、内出血は多少起こることのほうが一般的です。ただし、症状は一定ではなく、個人差があります。
もともとまぶたの毛細血管が多い、毛細血管がもろいといった体質の方の場合、施術時に内出血が起こりやすいとされています。また、内出血が軽くても、もともとの皮膚の薄さや色で目立ちやすくなることもあるほか、アイプチや花粉症などでまぶたにかぶれがある方も、内出血が起こりやすくなる可能性もあるでしょう。
さらに、施術の受け方によっても、内出血の出やすさには差が出ることもあります。術中に目元に力を入れてしまうと、術後に内出血が起こる可能性が高くなるため、力まずくつろいだ気持ちで施術を受けることがポイントです。不安なことは事前にカウンセリングで相談し、できるだけリラックスして臨んでください。
なお、医師の技術や経験も、内出血のリスクに関係しています。必要以上にまぶたに手を加えたり、血管を傷つけたりするような処置が行われた場合、出血が起こりやすくなります。こうしたリスクを避けるためにも、二重埋没の経験が豊富で信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。
症例写真|内出血の経過を確認
二重埋没後の内出血がどの程度なのか、不安に感じる方もいるでしょう。そのような場合は、事前に実際の症例写真を見ることで、内出血がどのくらいかイメージしやすくなり、安心につながります。ここではネクサスクリニックで二重埋没を行った際の症例写真をご紹介します。
■術後1日目
上まぶたに赤紫色の内出血や多少の腫れがあり、重力の関係から下まぶたにも多少の内出血が見られる
■術後2日目
1日目より内出血の範囲は広がっているが、色味は薄くなっている
■術後3日目
上まぶた・下まぶたともに内出血は落ち着いてきて、よく見ればわかる程度
■術後7日目
上まぶた・下まぶたともに内出血はほとんど見られない
上記のように、内出血は1~2週間程度で落ち着いてくることがほとんどです。気になる方は、写真が掲載されているクリニックのWebサイトや、SNSでの実例を参考にしてみてください。なお、閲覧する際はその情報が信頼できる医療機関のものかどうかを確認しましょう。
二重埋没後の内出血の対処法
内出血が起こっても自然に吸収されていくため、過度に心配する必要はありません。ある程度は仕方のないものと考え、人と会う予定は施術から一週間以上先にするなど、事前にスケジュールを組んでおくといいでしょう。しかし、どうしても外せない予定があったり、急に人前に出なければならなくなったりした場合は、できるだけ目立たなくしたいのが本音です。
ここでは、内出血を隠すための対処法をご紹介します。
サングラスやメガネでカバー
内出血の色が目立つあいだは、ファッション性のあるサングラスや、太めのフレームのメガネを使うのも効果的です。外出時に違和感なく目元をカバーできるため、日常生活でも取り入れやすいでしょう。
メイクを使って隠す
施術後、医師からメイクの許可が出たタイミングであれば、メイクでカバーすることが可能です。
内出血は通常、初めは赤く、青や紫、緑、黄色と変化しながら落ち着いていきます。コンシーラーで内出血をカバーする場合は、反対色を選ぶことがポイントです。コンシーラーの色を選ぶ際には、以下を参考にしてみてください。
■内出血をカバーしやすいコンシーラーの色
内出血の色 | コンシーラーの色 |
赤みが強い | 緑系 |
青色がかっている | オレンジ系 |
紫がかっている | 黄色系 |
緑がかっている | 赤系 |
黄色がかっている | 紫系 |
内出血は段階によってカバーしやすい色が変わるため、コンシーラーは複数の色がセットになったパレットを利用するのがおすすめです。
アイカラーを使う場合も、コンシーラーと同様に反対色を選ぶとカバーしやすくなります。目のキワにある内出血を隠す場合は、同系色の濃い目の色や、アイライナーを使うのもいいでしょう。
メイクで隠す際は、強く押さない・こすらないことを意識し、クレンジングの際も刺激を与えないよう注意が必要です。
二重埋没後の内出血は自然な経過、冷静に対処を
二重埋没による二重整形はダウンタイムが比較的短いことで人気ですが、まったくないわけではなく、内出血が起こることも一般的です。ただし、内出血が起こったとしても、よく見なければわからない程度で、1~2週間ほどで自然に消えていくため、過度に心配する必要はありません。
それでも、どうしても気になる場合はサングラスやメイクでカバーしつつ、まぶたを刺激しないよう注意して過ごしてください。それでも不安なときや、1週間以上たっても改善が見られない場合は、施術を受けたクリニックに相談することをおすすめします。
信頼できる医師のもとで施術を受け、適切なアフターケアを心がけることで、より安心して二重埋没を受けることができるでしょう。
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院長 酒井 知子
外科領域では特に二重埋没を得意とする。Instagramでお馴染みの“バレづらい魔法の二重術”は、連日全国から患者様が殺到するほどの人気ぶりで、症例数は年間3000件以上にも及ぶ。
その他、糸リフトや注入治療、若返り施術を数多く経験。
またレーザーやドクターズコスメなどの美容皮膚科領域に関しても深い知識を持ち、全国から幅広い層のファンを集めている。プライベートでは1児の母。管理栄養士から医師への転身という異色の経歴を持ち、体の内面と外面の両方から美しさを実現するスペシャリスト。趣味は料理。