銀座 美容外科 ネクサスクリニック 10:00-18:30(不定休)

美容内服の副作用、実際どうなの?——不安なく始めるための正しい知識

肌を整えたり、シミやくすみの改善を目指す上で「美容内服」はとても心強い味方です。最近では、美容クリニックで処方される内服薬を日々のケアに取り入れる人が増えており、スキンケアや美容施術と並んで“肌の土台を内側から整える”方法として注目されています。一方で、「薬を飲むって、副作用があるんじゃない?」「ずっと続けて大丈夫なのかな?」と不安に思う方も少なくありません。とくに、初めて美容内服を考えている方にとって、副作用という言葉はややハードルを高く感じさせてしまうものかもしれません。

今回は、ネクサスクリニックで取り扱っている美容内服を例に、どんな働きが期待できるのか、そして副作用はどの程度心配するべきなのかを、わかりやすく解説していきます。正しく知れば、美容内服はもっと安心して取り入れられる選択肢になります。


トラネキサム酸|日本で正式に認可された“シミ治療薬”。ただし注意が必要なケースも

美容内服の中でも、最も多く選ばれる代表的な成分のひとつが「トラネキサム酸」です。この成分はもともと止血剤として開発されましたが、シミや肝斑の原因となるメラニンの生成を抑える働きがあり、現在では日本の厚生労働省によって「肝斑治療薬」として正式に認可されている医薬品です。また、肝斑だけでなく、紫外線ダメージによるシミ、肌の炎症後の色素沈着など、幅広い色素トラブルに対して処方されることが多く、多くの方に支持されています。

副作用は?

トラネキサム酸には血を固める働きがあるため、現在「血液凝固剤(抗凝固薬)」を服用中の方には禁忌とされており、使用できません。また、血栓症の既往がある方や、喫煙されている方(特に40代以降)も注意が必要とされています。さらに、妊娠中や授乳中の方に対しても、安全性の観点から内服は控えるべきとされています。その他の副作用としては、まれに胃の不快感や軽い吐き気、下痢、食欲不振などが起こることがありますが、多くの場合は一時的なもので、医師の管理下で調整しながら内服することで、安全に続けられる方がほとんどです。


ユベラ(ビタミンE)|代謝と血流をサポートする、安定した効果のある成分

ビタミンEを主成分とするユベラは、肌の新陳代謝を促し、血行を改善することで、くすみや冷え性、肌のハリ不足といった悩みに対して内側からアプローチすることができる医薬品です。抗酸化作用もあるため、紫外線やストレスなどによって引き起こされる“肌の酸化”を防ぐ働きも期待できます。

副作用は?

副作用の心配は比較的少なく、医療機関で処方される適正な量であれば、安心して継続できる方が大半です。ごく稀に、体質によっては軽い胃のムカつきやお腹が緩くなるような症状を感じる方もいらっしゃいますが、多くは食後に服用することで軽減される程度のもので、深刻な副作用が出るケースはほとんど見られません。


シナール(ビタミンC+パントテン酸)|肌荒れ、くすみ、シミ予防に。副作用は少なめ

シナールは、美容内服の中でも使いやすいお薬で、ビタミンCとパントテン酸(ビタミンB5)が配合されています。ビタミンCにはメラニンの生成を抑える働きがあり、シミやそばかすの予防に役立ちます。さらに、パントテン酸が肌のターンオーバーを助け、ニキビや肌荒れの改善にも効果が期待できます。

副作用は?

シナールに関しても、副作用はほとんどありません。水溶性ビタミンのため、過剰分は体外に排出されやすく、蓄積による悪影響は起こりにくいとされています。ただし、体質や空腹時の服用などによっては、お腹が緩くなったり、軽い胃の不快感を覚えることがあります。こうした症状も、服用のタイミングを調整することで多くの場合改善されます。


ワカサプリVC/C+D|内側から透明感を育てる“高濃度・高品質ビタミンC”

NEXUSクリニックの選べるビタミンC

当院では、ビタミンCの内服についても患者様の体質やご希望に合わせてお選びいただけます。基本的な処方としての「シナール」のほか、より高濃度なケアを求める方には「ワカサプリ高濃度ビタミンC3000mg」、美容と健康を同時にサポートしたい方には「ワカサプリC+D(ビタミンC 3000mg+ビタミンD 1000IU)」といった選択肢をご用意しています。

中でも、より実感を求める方には医療機関専売の「ワカサプリ」シリーズがおすすめです。1包に3000mgのビタミンC(レモン約150個分)を含む高用量で、シミやくすみ、毛穴、美白など複数の肌悩みにしっかりアプローチできます。使用されているビタミンCはイギリス製の非遺伝子組み換えトウモロコシ由来で、GMP認証を受けた工場で製造されており、品質と安全性の面でも高い信頼があります。

ワカサプリの詳細についてはこちらの記事

ワカサプリ高濃度ビタミンC 3000mg

メラニンの生成を抑える作用があるため、シミやくすみの予防に効果的です。また、コラーゲンの合成を促進する働きもあり、肌にハリや弾力を与えるサポートをしてくれます。強い抗酸化作用により、紫外線やストレスなどの外的刺激から肌を守る力も高く、毛穴が気になる方や肌のトーンアップを目指す方にもぴったりです。

ワカサプリC+D(ビタミンC 3000mg+ビタミンD 1000IU)

こちらは、ビタミンCに加えて、ビタミンDを1000IU(25μg)配合したタイプです。ビタミンDは、免疫力や骨の健康を支える栄養素として知られていますが、実は肌のバリア機能や女性ホルモンのバランスにも関与しているとされ、PMSや妊活、更年期のケアとしても注目されています。紫外線対策をしっかりしている現代女性や、屋内で過ごす時間が長い方は特に不足しやすいため、日常的に補いたい成分です。このビタミンC+Dの組み合わせにより、肌の透明感を育てながら、体の「守る力」も高められるという、まさに美容と健康を両立させた一品と言えるでしょう。

副作用は?安心して続けられる美容サプリ

ワカサプリシリーズは、医薬品ではなくサプリメントに分類されます。医療機関でのみ取り扱われるほど高品質で、成分濃度も非常に高い設計になっていますが、日常的に取り入れても副作用のリスクは非常に少ないとされています。

ごく稀に、空腹時に服用した際に胃がムカムカしたり、お腹がゆるくなったりするような軽い体調変化が見られることがありますが、これはビタミンCの特性によるもので、多くの場合は食後に服用する、あるいは1包を2回に分けて飲むなどの工夫で軽減できます。普段のスキンケアだけでは追いつかない肌悩みや、季節による揺らぎが気になるとき、ワカサプリのような高品質な美容内服は、体の内側から透明感と健やかさを育てる大きな味方になってくれます。


副作用は怖くない——正しい知識で、美容内服を前向きに取り入れよう

「美容内服は気になるけれど、副作用が心配で踏み出せない」という声はとても多く聞かれます。しかし実際には、医療機関で処方される美容内服は、安全性が高く、正しい方法で使用すれば大きなリスクが起こる可能性は極めて低いといえます。

もちろん副作用の可能性がゼロとは言えませんが、多くの場合は一時的なものであったり、服用の仕方を変えることで解消できる程度の軽い症状です。副作用を正しく理解し、自分の体質やライフスタイルに合った内服を選ぶことで、美容内服はぐっと身近で安心なケア方法になります。

ネクサスクリニックでは、効果と安全性のバランスを考慮しながら、患者様一人ひとりに合った美容内服をご提案しています。「副作用が不安」「どれを選べばいいか分からない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。正しい知識とサポートがあれば、美容内服はあなたの肌を確実に後押ししてくれるはずです。

▶︎ 美容内服の効果とは?の記事はこちら

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この記事の監修者
渡辺 佳奈

医師 渡辺 佳奈

東京慈恵会医科大学救急科を経て、都内美容皮膚科で経験を積む。
患者様が自分の素顔を好きになるお手伝いをライフワークとし、丁寧な診療を心がけている。レーザー、ドクターズコスメの知識を豊富に持ち、注入治療、外科手術も得意とする。
ポジティブエイジングとナチュラルな健康美をテーマに抗加齢学、美容皮膚科学の研鑽に励む。