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アイプチのやりすぎはリスクあり?危険なサインと解決策を解説

目元をくっきり見せる「アイプチ」は、手軽に二重を手に入れられるアイテムとして人気です。しかし、「アイプチのやりすぎでまぶたが伸びる」などと聞き、不安になった方もいるのではないでしょうか。

実際に、毎日長時間アイプチを使用し続けることで、肌トラブルや目元へのダメージを招くこともあります。特に、まぶたの皮膚は薄くデリケートなため、過剰な使用は深刻な問題になりかねません。

そこでこの記事では、アイプチのやりすぎによるリスクや注意すべきサイン、安全な使用法、二重整形の選択肢についても解説します。

アイプチのやりすぎがもたらすリスク

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アイプチは、のりやテープなどを貼ってまぶたの一部を接着し、人工的に二重のラインを作るアイテムです。ドラッグストアなどで簡単に手に入り、比較的安価なことから根強い人気があります。毎日使用することでまぶたに癖がつき、自然に二重まぶたになることもあるとされ、常時使用している方も少なくありません。

ただし、一見安全そうに思えるアイプチは、毎日のように使い続けることでリスクを引き起こす可能性があります。特に、成分や使用方法によっては肌への負担が蓄積し、長期的なダメージにつながりかねません。ここでは、アイプチのやりすぎによって起きる、主なリスクを解説します。

炎症やかぶれ

アイプチの接着成分が刺激となって、炎症やかぶれを起こす場合があります。特に敏感肌の方は、赤みやかゆみ、ひどい場合にはただれが出ることも。普段は問題なく使用できても、体調や季節などで肌のバリア機能が一時的に低下したときなどに、炎症やかぶれを起こすこともあるでしょう。

のりを塗る際に、汚れたチップを繰り返し使う、指で直接塗るなどの行為によってアイプチに雑菌が入り込み、炎症やかぶれを引き起こすこともあります。使用に慣れてくると扱いが雑になりがちなため、衛生面から発生するトラブルにも注意が必要です。

皮膚の硬化やたるみ

繰り返す炎症やかぶれは皮膚の硬化につながるほか、かゆみで目をこすることで、まぶたが伸びたりたるんだりする原因になりかねません。アイプチの接着成分がまぶたの皮膚の乾燥を呼び、乾燥が進んで弾力を失った皮膚が硬くなったりたるんだりしてしまう可能性もあるでしょう。

また、まぶたの皮膚は非常に薄くデリケートなため、アイプチを繰り返し使うことで、皮膚が引っ張られ、たるみやシワができやすくなる懸念もあります。粘着力の強いアイプチを無理やりはがしたりこすったりすることも、まぶたのたるみにつながる可能性があります。

二重ラインが不安定になる

毎回同じ位置にアイプチを貼れていなかったり、粘着力が強すぎたりすることで、二重ラインの形が安定しなくなることがあります。左右差が出たり、不自然な二重になってしまったりするのも、「やりすぎ」が原因であることが多いです。

結果として、自力では元の自然なまぶたのラインに戻せなくなることもあり、毎日のメイク時間がかえって長くなって逆効果になることもあります。

眼瞼下垂を招く可能性

アイプチの長期使用は、まぶたの筋肉や腱膜にまで負担をかける可能性があります。その結果、まぶたが垂れ下がり、目を開きづらくなったり、視界が狭くなったりする「眼瞼下垂(がんけんかすい)」の症状が出ることも。

このような状態になると、見た目の問題だけでなく日常生活にも支障が出るため、医療機関での治療や手術が必要になる場合もあります。

アイプチをやりすぎたときのサイン

歯を磨いている女性

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アイプチのやりすぎによるトラブルは、ある日突然現れるものではなく、日々の積み重ねによって少しずつ表面化します。早期にサインに気づいて対処すれば、深刻なトラブルを防ぐことが可能です。ここでは、アイプチをやりすぎたときに見られる代表的なサインをご紹介します。

まぶたの色の変化

アイプチを長期間使い続けていると、まぶたの赤みや黒ずみが気になってくることがあります。これは皮膚に慢性的な負担がかかっているサインです。

特に黒ずみは、血行不良や炎症後の色素沈着によって引き起こされることが多く、放置していると改善が難しくなってしまいます。こうした色の変化を感じた場合は、肌が悲鳴を上げている証拠と捉え、使用を見直すことが大切です。

まぶたのたるみ

アイプチの粘着力でまぶたを引っ張り続けると、皮膚が徐々に伸びてしまい、たるんでしまうことがあります。まぶたのたるみは、目元の印象をぼやけさせたり、実年齢より老けて見せてしまったりする原因にもなります。

特に、二重のラインが以前より作りにくくなったと感じた場合は、すでにまぶたのたるみが進行している可能性があります。

かゆみが続く

アイプチの使用中、または使用後にまぶたがかゆくなる場合、乾燥や炎症のサインかもしれません。アイプチの成分によって皮膚のバリア機能が低下し、刺激に弱くなっている状態です。

「毎回少しかゆいけど我慢している」という方は特に要注意。そのまま使用を続けると症状が悪化し、こすることでたるみにつながるリスクがあるほか、最終的には皮膚科での治療が必要になることもあります。

アイプチのやりすぎによるトラブルを防ぐには

白いシャツを着ている女性の顔

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アイプチによる肌トラブルを避けるためには、正しい使い方と日常的なケアが欠かせません。「気づいたときには手遅れだった」とならないように、日頃からポイントを押さえておきましょう。

適切な使用時間を決める

まず大切なのは、アイプチの使用時間を制限することです。肌に負担をかけないためには、「1日4時間以内」や「週に2〜3回だけ使用する」といったルールを決めて守ることが推奨されます。

アイプチを長時間連続して貼ったままにすることは、まぶたの皮膚にとって大きなストレスになります。夜のスキンケア時や、自宅で過ごす時間にはできるだけ使用を避け、皮膚を休ませる時間をつくりましょう。

肌に優しい製品を選ぶ

アイプチは、製品ごとに成分や粘着力が異なります。購入前には必ず成分表を確認し、肌にやさしいタイプを選ぶことが大切です。アルコールや香料、保存料などの刺激成分が少ないもの、保湿成分が配合されたものを選ぶと、かぶれや炎症のリスクを減らせます。

また、初めて使う製品は、事前にパッチテストを行いましょう。目元は顔の中でも特に敏感な部分のため、少しでも違和感がある場合は無理に使用を続けないようにしてください。

優しく落とす

アイプチは粘着力が強く、なかなか落ちにくかったり、落とした後もベタベタやテカリが残ったりすることがあります。成分が残っていると肌トラブルにつながるリスクがあるため、しっかり落としたいもの。だからといってごしごしこすったり、爪を立ててはがしたり、無理に引っ張るのは炎症やたるみのリスクがあるため厳禁です。

アイプチを落とすときは、ぬるま湯を含ませたコットンやティッシュ、蒸しタオルなどを使い、十分にふやかしてから優しく落としましょう。専用のリムーバーやオイルクレンジングを使う方法もあります。ただし、熱すぎるお湯や洗浄力の高いクレンジング剤は皮膚に刺激になることがあるため、注意してください。

アイプチのやりすぎを防ぐなら二重整形という選択肢

白いシャツを着ている女性

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アイプチのやりすぎによってまぶたに負担がかかり、肌トラブルが続いている場合は、一度使用を中止し、まぶたを休ませることが最優先です。しかし、それでも理想の二重を諦めたくない方には、「二重整形」という選択肢があります。ここでは代表的な二重整形の種類や、それぞれの特徴・メリット・注意点を紹介します。

二重埋没法の特徴とメリット

二重埋没法は、メスを使わずにまぶたの裏側に医療用の糸を通し、二重のラインを形成する施術です。ダウンタイムが短く、傷跡も残りにくいのが特徴です。抜糸によってもとに戻せることや、デザインの変更に柔軟に対応できることも、二重埋没法のメリットでしょう。

施術を受けることで、毎日アイプチをしたり落としたりといった手間がなくなり、まぶたへの負担も軽減されます。費用も比較的低いため、初めての整形として選ばれることが多い施術です。

二重全切開法の特徴とメリット

二重全切開法は、まぶたを切開して皮膚や脂肪を取り除き、くっきりとした二重を半永久的に形成する方法です。

まぶたの脂肪やたるみも同時に改善できるため、皮膚が厚い、皮膚のたるみが強いなど、二重埋没法にあまり向いていないとされる方でも有効です。

一方で、術後の腫れやダウンタイムは長くなります。信頼できるクリニックを選び、しっかりとカウンセリングを受けた上で検討しましょう。

埋没と切開の違いについては下記の記事をご覧ください。


▶︎二重整形にはどんな種類がある?埋没法と切開法の違いとは

二重整形のリスクと注意点

二重埋没法と二重全切開法の手術に共通するのは、どちらも「医療行為」であるという点です。失敗やトラブルを防ぐためにも、以下の点には十分注意しましょう。

・事前にカウンセリングで施術内容やリスクを理解する

・実績のある医師・クリニックを選ぶ

・術後のアフターケアやダウンタイムの過ごし方を確認する

また、施術後は一時的に腫れや内出血が起こる場合があります。事前にしっかりとスケジュール調整を行い、無理のないタイミングで受けることが重要です。

埋没と切開の選び方については下記の記事をご覧ください。


▶︎埋没と切開はどっちがいい?二重整形の違いと選び方

アイプチのやりすぎにはリスクあり!

アイプチは手軽に二重まぶたを演出できる便利なアイテムですが、使いすぎることでまぶたに負担がかかり、肌トラブルや二重ラインの崩れ、最悪の場合は眼瞼下垂のような深刻な症状につながることもあります。

まぶたの色の変化、たるみ、かゆみといったサインを見逃さず、適切な使用頻度と製品選びを意識することが大切です。もしトラブルが進行してしまった場合は、一度使用を控えてまぶたを休ませましょう。

それでも自然な二重を維持したいと考えるなら、美容医療による二重整形という選択肢もあります。埋没法や全切開法など、ライフスタイルや希望に応じた方法を選ぶことで、アイプチに頼らず理想の目元を実現することが可能です。

「可愛くなりたい」「理想の目元を手に入れたい」という気持ちはとても自然なものです。しかし、美しさは健康の上に成り立つもの。正しい知識と判断で、自分に合った方法を選びましょう。

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この記事の監修者
酒井 知子

院長 酒井 知子

外科領域では特に二重埋没を得意とする。Instagramでお馴染みの“バレづらい魔法の二重術”は、連日全国から患者様が殺到するほどの人気ぶりで、症例数は年間3000件以上にも及ぶ。
その他、糸リフトや注入治療、若返り施術を数多く経験。
またレーザーやドクターズコスメなどの美容皮膚科領域に関しても深い知識を持ち、全国から幅広い層のファンを集めている。プライベートでは1児の母。管理栄養士から医師への転身という異色の経歴を持ち、体の内面と外面の両方から美しさを実現するスペシャリスト。趣味は料理。