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ボトックスのダウンタイムは短い?赤み・腫れ・内出血の原因と対処法

「ボトックスはダウンタイムが短いって本当?」「施術後すぐに仕事に行けるの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。美容医療を検討するうえで、施術後の生活への影響は気になるポイントのひとつです。 今回は、ボトックスのダウンタイムについて、起こりうる症状やその原因、そして対処法まで詳しくご紹介します。

ボトックスのダウンタイムとは

ダウンタイムとは、美容医療の施術後に日常生活へ戻るまでにかかる期間のことを指します。腫れや赤み、内出血などの症状が落ち着くまでの時間と考えるとわかりやすいでしょう。

ボトックスは注射のみで完了する施術のため、メスを使う外科的な治療に比べてダウンタイムが非常に短いのが特徴です。一般的には1〜3日ほどで症状が落ち着き、日常生活への支障はほとんどありません。多くの方が施術当日から普段通りに過ごされています。

ただし、ダウンタイムの長さや症状の出方には個人差があります。体質や施術部位、注射の本数によっても変化し、人によってはほとんど症状が出ない場合もあれば、数日間赤みや腫れが続くこともあります。

ボトックス後に起こりうる症状

ボトックスは気軽に受けられる施術ですが、注射後に肌の変化や違和感を感じることもあります。あらかじめ知っておくと安心できるポイントを、ご説明します。

赤み

注射針を刺した部分に赤みが出ることがあります。これは針によって皮膚が軽い刺激を受けたことによる反応で、ほとんどの場合は数時間から1日程度で自然に引いていきます。

赤みは非常に小さく目立ちにくいため、メイクでカバーできる程度です。施術直後は少し気になるかもしれませんが、翌日にはほとんどわからなくなっていることが多いでしょう。

腫れ

注射による刺激や薬剤の影響で、注入部位に軽い腫れが生じることがあります。特にまぶた周辺や額といった皮膚の薄い部位では、腫れが出やすい傾向があります。

腫れの程度は人によって異なりますが、多くの場合は1〜3日程度で落ち着きます。施術直後が最も目立ち、時間とともに徐々に引いていきます。大きな腫れが出ることは稀で、あっても軽度であることがほとんどです。

内出血

注射針が毛細血管に触れると、内出血が起こることがあります。皮膚の下で出血するため、青あざのような色味が出るのが特徴です。額や眉間といった部位では比較的起こりにくいですが、目元周辺では出やすい傾向があります。

内出血の大きさや色の濃さには個人差があり、小さな点状のものから数センチの範囲に及ぶものまでさまざまです。時間とともに青紫色から黄色っぽく変化していき、1〜2週間程度で完全に消失します。

その他の症状

稀ではありますが、注入部位に軽い痛みや違和感、かゆみを感じることもあります。これらの症状も一時的なもので、数日以内に自然と治まっていきます。

また、施術後数時間は注射による小さな針跡が見えることがありますが、こちらも当日中に目立たなくなることがほとんどです。

ダウンタイム症状が起こる原因

ダウンタイム中に見られる赤みや腫れ、内出血などの症状は、主に注射による刺激や薬剤の作用が関係しています。なぜこのような反応が起こるのかを知っておくことで、過度に心配せずに過ごすことができます。

注射による物理的な刺激

どんなに細い針を使用しても、皮膚に針を刺すという行為自体が刺激となります。この刺激に対する体の自然な反応として、赤みや腫れが生じます。これは傷を治そうとする体の防御反応の一つです。

血管への接触

顔には非常に細かい血管が無数に走っています。注射の際にこれらの毛細血管に針が触れると、そこから少量の出血が起こり、皮膚の下に血液が溜まって内出血となります。

血管の位置や密度は人によって異なるため、同じ部位に同じ方法で施術しても、内出血が出る人と出ない人がいるのはこのためです。

薬剤による一時的な反応

ボトックスの薬剤そのものに対する反応として、注入部位に軽い腫れや赤みが出ることがあります。これは薬剤が体内に入ったことによる生理的な反応で、アレルギーとは異なります。

体質による影響

もともと内出血しやすい体質の方や、皮膚が薄く敏感な方は、ダウンタイム症状が出やすい傾向があります。また、血液をサラサラにする薬やサプリメントを服用している方も、内出血のリスクが高まります。

ダウンタイムを短くするための対処法

ダウンタイム中に見られる赤みや腫れ、内出血などの症状は、主に注射による刺激や薬剤の作用が関係しています。

なぜこのような反応が起こるのかを知っておくことで、過度に心配せずに過ごすことができます。

施術直後の過ごし方

施術を受けた当日は、体を温めすぎないように気をつけましょう。激しい運動や長時間の入浴、サウナなどで体温が上がると、腫れや内出血が目立ちやすくなることがあります。
シャワー程度であれば問題ありませんが、当日の湯船は控えておくと安心です。

また、飲酒も血流を促進するため、施術当日から2〜3日は控えるようにしましょう。どうしても外せない予定がある場合は、事前に医師へ相談しておくと良いでしょう。

注入部位への配慮

施術後1週間程度は、注入部位を強く押したりマッサージしたり、摩擦を与えたりしないよう注意が必要です。ボトックスが意図しない部位に広がってしまい、効果が不均一になってしまったり、別の箇所へ効果を発揮してしまう可能性があります。

また、洗顔やスキンケア、メイクは施術当日から可能ですが、注入部位を優しく扱うように心がけてください。タオルで顔を拭く際も、ゴシゴシこすらずに押さえるようにしましょう。

冷やしすぎない

腫れが気になるからといって、保冷剤で強く冷やしすぎると血行が悪くなり、かえって回復が遅れることがあります。どうしても気になる場合は、清潔なタオルで優しく冷やす程度にし、過度な冷却は避けましょう。

メイクでカバーする

赤みや内出血が気になる場合は、コンシーラーやファンデーションでカバーすることができます。施術当日からメイクは可能ですので、外出の予定がある方も安心です。

内出血の色味に合わせて、グリーンやイエロー系のコントロールカラーを使うと、より自然にカバーできます。ただし、メイクを落とす際は、優しく行うことを心がけましょう。

ダウンタイムを最小限にするために

ボトックスは比較的ダウンタイムが短い施術ですが、ちょっとした工夫でさらに快適に過ごすことができます。ここでは、施術後の腫れや赤み、内出血をできるだけ抑えるためのポイントをご紹介します。

経験豊富な医師を選ぶ

ダウンタイムの長さは、医師の技術によっても変わってきます。経験豊富な医師は、血管の位置を避けながら正確に注射することができるため、内出血のリスクを最小限に抑えられます。

また、一人ひとりの皮膚の状態や体質を見極めて、適切な針の太さや注入方法を選択できるのも、熟練した医師ならではの技術です。

カウンセリングで相談する

内出血しやすい体質の方や、血液をサラサラにする薬を服用している方は、カウンセリングの際に必ず医師にお伝えください。服用している薬によっては、施術前に一時的に中止できる場合もあります。

また、大切な予定が控えている場合は、その日程も事前に伝えておくとよいでしょう。予定までの期間を考慮して、最適な施術タイミングを提案してもらえます。

施術後の予定を調整する

ダウンタイムは短いとはいえ、大切なイベントや写真撮影の直前は避けることをおすすめします。万が一内出血が出た場合でも、1〜2週間あればきれいに消えますので、余裕を持ったスケジュールを組むと安心です。

結婚式や同窓会といった特別な日の前にボトックスを受ける場合は、2〜3週間前までに施術を済ませておくのが理想的です。

安心して施術を受けていただくために

ボトックスのダウンタイムについて、今回は詳しく解説しました。
ボトックスは注射のみで行う施術のため、日常生活への影響は非常に少なく、多くの方が施術後すぐに普段通りの生活に戻られています。翌日には症状がほとんど落ち着くケースも多いのが特徴です。

ただし、施術後にわずかに赤みや腫れ、内出血が出る場合があります。こうしたリスクを事前に理解しておくことはもちろん、不安や疑問がある場合は、カウンセリングの際にしっかり相談し、安心して施術を受けることが大切です。


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ボトックスのダウンタイムは1〜3日程度と短く、赤み・腫れ・内出血といった症状もメイクでカバー可能です。ダウンタイムを最小限にする過ごし方や対処法を詳しく解説。

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この記事の監修者
富岡 さゆり

医師 富岡 さゆり

東邦大学大橋病院麻酔科を経て大手美容皮膚科で経験を積み、都内院長に就任。
自分自身がとても肌に悩んできた経験から「遠回りしない、適切な美容医療」で患者様を幸せにしたいと切に思って誠実な診療を心がけている。
治療機器や注入施術の豊富な経験はもちろんのこと、個々に合ったスキンケアや根拠に基づいた栄養医学で体内外から"歳を重ねても美しい肌"を患者様と共に作ることに励む。
注入やスレッドで似合わせアンチエイジングも得意とし、プライベートでは一児の母である。