
エラボトックスを検討していると、「アラガン製と韓国製、何が違うの?」「安い韓国製でも大丈夫?」という疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。どちらも同じボツリヌストキシンを使った製剤ですが、承認の有無・品質管理・価格・持続期間などに違いがあります。
この記事では、アラガン製と韓国製の違いを比較しながら、どちらを選ぶべきか分かりやすく解説します。
エラボトックスとは(効果・持続期間)
エラボトックスは、咬筋(こうきん)と呼ばれる噛むための筋肉にボツリヌストキシンを注入し、筋肉の動きを一時的に抑えることで咬筋を縮小させる施術です。エラの張りが気になる方や、歯ぎしり・食いしばりにお悩みの方に広く選ばれています。
注射だけで完了するためダウンタイムも少なく、施術時間は5分程度です。効果は3〜6ヶ月ほど持続します。繰り返し受けることで咬筋が発達しにくくなり、小顔効果が安定しやすくなるのも特徴です。
アラガン製と韓国製の違い

日本の承認・規制の違い
最も大きな違いのひとつが、日本国内での承認の有無です。
アラガン社の「ボトックスビスタ」は、2009年に日本の厚生労働省が承認した、日本国内で承認を受けている代表的なボツリヌストキシン製剤です。アメリカのFDA(食品医薬品局)にも認可されており、世界的に高い信頼性を持ちます。臨床試験や安全性評価をクリアしたうえで正規ルートで輸入されるため、品質の安定性が確保されている点が特徴です。
一方、韓国製のボツリヌストキシン製剤は、韓国の食品医薬品安全処(MFDS)の承認を受けていますが、日本の厚生労働省の承認は得ていません。日本では「未承認薬」として扱われるため、使用する際はその点を理解したうえで選ぶことが必要です。
品質管理の違い
アラガン社製はアメリカに本社を持ち、日本にも支社があります。
製造から輸送まで一貫した品質管理が行われており、5℃以下での温度管理など、薬剤の品質を保つための体制が整っています。
一方、韓国製のボツリヌストキシン製剤は、製品ごとに品質管理の基準や特性が異なります。代表的な製剤にはボツラックス・ナボタ・ニューロノクスなどがあり、それぞれ純度や作用の特徴に違いがあります。日本では海外から輸入して使用されるケースもあるため、取り扱う医療機関や製品ごとの管理体制について確認することも大切です。
価格の違い
一般的に、アラガン社製は韓国製と比較して、1.5〜2倍程度の価格設定となっていることが多いです。韓国製のボツリヌストキシン製剤は、先行製剤をもとに開発されており、同様の作用を持つ成分を使用しながら、コストを抑えられる点が特徴です。
持続期間・効果の違い
効果の出方や持続期間については、大きな差はないとされていますが、傾向として以下のような違いが指摘されることがあります。
アラガン製は薬剤が広がりにくく、狙った筋肉にピンポイントで作用しやすいとされています。持続期間は3〜6ヶ月程度が目安です。
韓国製は製品によって拡散性が異なりますが、比較的広範囲に作用しやすい製品もあります。持続期間は3〜5ヶ月程度が目安となっています。
ただし、個人差があるため一概には言えません。体質や咬筋の状態によっても変わります。
エラボトックスはアラガン製と韓国製どっちがいい?
製剤の選び方は、重視するポイントによって変わります。
アラガン製が向いている方
- 初めてエラボトックスを受ける方
- 日本の規制機関が承認した製剤で受けたい方
- 品質の安定性・安全性を最優先したい方
- 顔まわりの繊細な部位への施術を希望する方
韓国製が向いている方
- 継続的に施術を受けたいがコストを抑えたい方
- すでにボトックス施術の経験がある方
- 韓国製製剤について理解したうえで選びたい方
どちらが優れているというよりも、目的・予算・施術経験に合わせて選ぶことが大切です。不安な方や初めての方には、安全性の根拠が明確なアラガン製を選ばれる方が多い傾向にあります。
NEXUSクリニックのボトックス製剤について

NEXUSクリニックでは、アラガン社製・韓国製(2種類)あわせて3種類の製剤からお選びいただけます。カウンセリングでは、施術の目的・予算・お身体の状態をふまえたうえで、それぞれの製剤の特徴を正直にご説明します。
なお、アラガン社製のエラボトックス施術を選ばれた方には保証制度をご用意しています。1年以内に3回施術を受けても全く効果が見られなかった場合、無料で1回リタッチ施術を行います。
まとめ|アラガン製と韓国製の選び方
エラボトックスに使用されるアラガン製と韓国製の主な違いは、日本国内での承認の有無、品質管理体制、価格の3点です。効果の出方には大きな差はないとされていますが、アラガン製は国内承認を受けている点や、品質管理体制が整っている点で特徴があります。一方で、韓国製にもそれぞれ特徴があり、目的やご希望に応じて選択することが可能です。
どの製剤が適しているかは、お悩みやご希望によって異なります。気になる点があれば、カウンセリングにてお気軽にご相談ください。お一人おひとりの状態に合わせて、適した治療をご提案いたします。
医師 河合 朝奈
東京女子医科大学卒業後、総合病院にて形成外科の研鑽を積み、手術や皮膚科領域を含めた診療を担当。
その後複数の美容外科・美容皮膚科クリニックにて幅広く経験を積む。
レーザーを用いたシミ・ホクロ除去治療だけでなくアートメイク除去やタトゥー除去の綺麗に跡を残さない治療にこだわり、ヒアルロン酸での丸いおでこ形成、切らない小顔治療、ボトックスでの幸福感に満ちた表情作り、婦人科形成など得意とする。
親身で丁寧なカウンセリングと施術で患者様に寄り添うこと、安全で最善の美容医療を提供することをモットーとし、ナチュラルで魅力的な印象の仕上がりに患者様からの信頼も厚い。