銀座 美容外科 ネクサスクリニック 10:00-19:00(不定休)

ポテンツァのダウンタイムはどのくらい?赤みの経過と早く引かせるコツ

ポテンツァは、マイクロニードルと高周波(RF)を組み合わせた最新の美肌治療です。肌の凹凸や毛穴、ニキビ跡などに効果が期待できる一方で、施術後には赤みや腫れなどのダウンタイムが生じることがあります。

今回のコラムでは、施術後の赤みの経過やダウンタイムの目安、さらに赤みを早く引かせるためのポイントを詳しく解説します。初めてポテンツァを受ける方も、安心して施術を検討できるよう解説しています。

ポテンツァのダウンタイムとは?

ポテンツァのダウンタイムとは、施術後に赤み、腫れ、ヒリつきなどの症状が現れてから、日常生活に戻るまでにかかる期間のことを指します。マイクロニードルで肌に微細な穴を開ける施術のため、一定のダウンタイムは避けられませんが、実は想像よりも短く済むこともあります。

ダーマペンのダウンタイムとの違い

ポテンツァの大きな魅力のひとつは、ダーマペンと比べてダウンタイムが短いことです。その秘密は、高周波(RF)の力にあります。針を刺した瞬間に熱で毛細血管を収縮させるため、出血や炎症が最小限に抑えられます。同じ毛穴・ニキビ跡治療でも、ダーマペンと比較すると効果が強くダウンタイムが短いのは嬉しいポイントです。

見た目への影響は少なめ

ポテンツァのダウンタイムは、見た目への影響が比較的少ないといわれています。施術当日は赤みが出やすいものの、翌日には多くが落ち着き、メイクも可能になります。周囲の目を気にする場面が少なく、予定に合わせて施術を受けやすい点も特徴です。

ここからは、ダウンタイム中に起こりやすい具体的な症状や、回復までのおおよその期間について解説していきます。

ポテンツァのダウンタイム期間と症状

当日:赤み・腫れが出やすい

施術直後は、顔全体に赤みとヒリヒリとした刺激感がしっかりと現れます。

ヒリつきは、ほてりに近い感覚で数時間続くことが多いです。赤みの強さは、針の深さや使用するチップ、照射の出力によって左右されます。とくに毛穴やニキビ跡の治療で深い層までアプローチした場合は、赤みが濃く出やすく、ヒリつきも感じやすくなります。

さらに、軽い腫れやむくみが出ることもあります。皮膚が薄い目の周りなどは、少しふっくらと腫れる場合がありますが、多くは翌朝には落ち着くため、長く続くことはまれです。

翌日:赤みがかなり引く

ポテンツァの最大の特徴は、翌日には赤みがかなり落ち着いていることです。高周波による止血作用で炎症が抑えられるため、回復が早く、施術直後のようなヒリヒリした刺激感や火照りも翌日にはほとんど感じなくなる方が多いです。

実際、翌朝鏡を見ると「思ったより大丈夫」と感じるケースも少なくありません。わずかに赤みが残ることはありますが、メイクで十分にカバーできる程度まで落ち着いています。

3日〜1週間:肌のざらつき・乾燥

施術後3日〜1週間ほどは、肌の表面に細かなかさぶた(マイクロクラスト)ができることがあります。これは、針で開けた微細な穴が修復される過程で生じる自然な治癒反応です。触れるとざらつきを感じたり、ファンデーションのノリが少し悪く感じられたりすることがありますが、見た目ではわからない程度です。

また、この時期は肌が乾燥しやすく、つっぱり感やカサつきを感じやすくなります。これは一時的なもので、保湿をしっかり行うことで徐々に落ち着いていきます。

まれに内出血やかさぶた

ポテンツァは高周波の止血作用によって内出血が起こりにくい施術ですが、ごく稀に出ることがあります。特に皮膚が薄い部分や、血管が集中している部分では、小さな内出血が見られることがあります。

内出血が出た場合も、1週間程度で薄くなり自然に消えていきます。メイクでカバーできますが、また、針の深さや出力によっては、点状のかさぶたが目立つこともあります。特に深い治療を行った場合は、かさぶたが大きめになることもありますが、こちらも1週間程度で剥がれていきます。

ポテンツァのダウンタイムを短くする方法

CICAパックで鎮静

ダウンタイムを短くする効果的な方法のひとつが、施術直後に鎮静効果のあるパックを使用することです。当院では、施術後の赤みを早く引かせるために、CICAパックをご用意しております。

CICAパックは、ツボクサエキス(シカ成分)を配合した鎮静パックで、炎症を抑えて肌を落ち着かせる効果があります。施術直後の火照った肌に使用することで、赤みや腫れを最小限に抑えることができるため、ダウンタイムを短縮したい方にぴったりです。

保湿ケアの強化

施術後は肌のバリア機能が一時的に低下し、水分が蒸発しやすい状態になります。そのため、保湿ケアをしっかり行うことは、ダウンタイムを短くし肌の回復を早めるうえでとても重要です。

中でも、施術当日から使用できるシートマスクはおすすめのアイテムです。高保湿成分が肌にじっくり浸透し、乾燥しやすい施術直後の肌に潤いを与えてくれます。実際に、当日の夜から使用することで翌朝には肌の調子が落ち着きやすくなるという声も多く聞かれます。

シートマスクを選ぶ際は、防腐剤が含まれていないタイプを選ぶのが理想的です。ネクサスクリニックでは、リジェンスキンマスクや独自スキンケアブランド「シェノン」のジュエルマスクが人気で、どちらも高い保湿効果が期待できます。

また、施術後1週間ほどは、肌に負担をかけない丁寧な保湿ケアを心がけましょう。化粧水で水分を補給したあと、乳液やクリームでしっかりフタをして潤いを保ちます。セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合された、刺激の少ないスキンケアアイテムを使うことで、より安全に肌の回復をサポートできます。

血行を促進する行動を避ける

施術後数日間は、激しい運動や長時間の入浴、サウナなど、血行を促進する行動は避けましょう。血流が良くなると、赤みや腫れが悪化したり、長引いたりする可能性があります。

飲酒も血行を促進するため、施術当日から2〜3日は控えることをおすすめします。どうしても外せない予定がある場合は、事前に医師に相談してください。

入浴は施術当日はシャワーのみにとどめ、翌日からはぬるめのお湯で短時間に済ませましょう。熱いお湯に長時間浸かるのは、1週間程度は避けた方が安心です。

ダウンタイム中の過ごし方と注意点

ダウンタイムを短くするコツに加えて、その他注意点についても説明します。

メイク・洗顔はいつから?

洗顔とメイクは、施術翌日(当院では24時間後)から可能です。

洗顔は低刺激の洗顔料を使い、優しく行いましょう。ゴシゴシこすったり、スクラブ入りの洗顔料を使うのは避けてください。

メイクも翌日から可能ですが、肌が乾燥している間は軽めのメイクがおすすめです。

紫外線対策を徹底

施術後の肌は非常にデリケートで、紫外線のダメージを受けやすい状態です。紫外線を浴びると、色素沈着のリスクが高まるだけでなく、炎症が長引く原因にもなります。

外出時は必ず日焼け止めを塗り、帽子や日傘で肌を守りましょう。施術後1ヶ月程度は、特に紫外線対策を徹底することが大切です。

その他避けるべき行動

施術後1週間は、ダウンタイムを短くしトラブルを防ぐために、肌への強い刺激を避けましょう。

かさぶたは無理に剥がさず自然に治るのを待ち、ピーリングやスクラブ、美顔器、マッサージは控えてください。また、新しい化粧品やスキンケアの使用も避けると安心です。敏感になっている肌は、普段は問題ない成分でも刺激を感じることがあります。

ポテンツァのダウンタイムを理解し、安心して施術を受けよう

ポテンツァは肌への負担を抑えながら高い美肌効果が期待できる施術で、施術後は一時的に赤みやかさぶた、乾燥を感じることがありますが、これは肌が回復している自然な反応です。事前にダウンタイムの特徴や注意点を理解しておくことで、安心して施術を受けられます。正しい知識とケアをもって臨めば、ポテンツァはニキビ跡や毛穴、肝斑など幅広い肌悩みに優れた効果をもたらす治療です。

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この記事の監修者
酒井 知子

院長 酒井 知子

外科領域では特に二重埋没を得意とする。Instagramでお馴染みの“バレづらい魔法の二重術”は、連日全国から患者様が殺到するほどの人気ぶりで、症例数は年間3000件以上にも及ぶ。
その他、糸リフトや注入治療、若返り施術を数多く経験。
またレーザーやドクターズコスメなどの美容皮膚科領域に関しても深い知識を持ち、全国から幅広い層のファンを集めている。プライベートでは1児の母。管理栄養士から医師への転身という異色の経歴を持ち、体の内面と外面の両方から美しさを実現するスペシャリスト。趣味は料理。