SEARCH BY PROBLEM 乾燥肌 でお悩みの方へ

肌の水分は、皮膚表面を覆っている皮脂膜のバリア機能によって守られています。しかし、紫外線はこの皮脂膜自体を酸化させてしまうため、肌本来がもつバリア機能を弱めてしまうのです。すると、皮膚の内側から水分が蒸発してしまい、乾燥はどんどんと進んでしまいます。また、肌への摩擦も負担が大きく、乾燥肌の原因となりがちです。

例えば、ゴシゴシと強くこする洗顔、乳液や化粧水をこすりながら塗り込むなどの誤ったスキンケアを続けると肌の乾燥をまねきやすいでしょう。

肌はおよそ28日で細胞が生まれ変わる、ターンオーバーを繰り返しています。このターンオーバーは早すぎても遅すぎても良いものではありません。一定周期での生まれ変わりが理想ですが、紫外線や生活習慣、加齢などの影響を受けてターンオーバーは乱れていきます。

すると、十分に水分を保てない未熟な肌細胞が押し上げられてしまったり、古い角質がいつまでも肌に残り続けスキンケアの浸透を妨げたりする可能性が高まるでしょう。こうした影響を受け、肌の乾燥やそれによるニキビなどが発生することがあります。

空気が乾燥すると、肌の水分は蒸発しやすくなります。そのため一般的には、気温や湿度が低下しやすい冬のほうが、乾燥肌になりやすいといわれています。加えて、部屋を暖めるためにエアコンなどの暖房器具を使うと空気中の水分が吸収されてしまい、さらに乾燥が進みます。

これは暖房だけでなく冷房でも同じなため、夏も長時間エアコンを使用していると肌が乾燥しやすくなるでしょう。

年齢を重ねると、徐々に皮脂の分泌量が減ってきます。肌の水分は皮脂膜のバリア機能によって守られているため、皮脂分泌量自体が減ってしまうと、それだけで乾燥しやすくなっていきます。もちろん個人差はありますが、女性ホルモンや男性ホルモンの減少と共に皮脂分泌量が減ることが多いでしょう。

そのため、年齢や肌状態に適したスキンケアを行っていくことが大切です。