目尻切開

目尻切開は、目尻に余分な皮膚や結膜がある方に有用な施術です。具体的には、目尻を指で引っ張ったときに白目が1.5mm以上隠れている方が適しています。逆に目尻を引っ張ったときに白目ではなく粘膜が見える方は、目尻切開しても大きく印象が変わらない可能性が高いでしょう。

目尻の切開範囲が広すぎると、失敗や後悔につながることがあります。目尻切開は、目の形や状態に合わせて適切な範囲で行うことが重要です。大きく印象を変えるために切開幅を無理に広げると、粘膜部分まで露出し、不自然な仕上がりに。施術後に後悔しないためには、術前のカウンセリングで医師としっかりイメージを共有し合いましょう。

目尻を横に引っ張ったときに、白目部分が隠れている範囲が多いほど目尻切開に向いています。施術に適しているかどうかは、カウンセリングで医師が目の状態をしっかり確認します。不明点やご不安なことは、遠慮なくご相談ください。

麻酔の影響で手術直後から目の周囲に腫れや内出血、左右差が生じます。術後2～3日程度が腫れや内出血のピークとなるでしょう。また、白目に腫れが出た場合は白目を覆っている部分がゼリーのように膨らむことがあります。このような症状は施術内容によっては数ヶ月続くこともありますが、1～2週間程度で軽快するのが一般的です。まれに角膜の腫れが影響して視界がぼやけて見えることがありますが、腫れが落ち着くことで改善するため少し様子を見てください。ダウンタイムを経て自然な仕上がりの目元になるのは、およそ6ヶ月後です。

術後の痛みがご不安な方には、オプションでエクスパレル麻酔をご用意しております。エクスパレル麻酔は、アメリカ食品医薬品局で安全な医療品として認められている局所麻酔です。術後72時間の痛みを抑える効果があるため、痛みを軽減したい方に適しています。