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脂肪豊胸の定着率はどう決まる?注入量・定着までの期間を症例で解説

脂肪豊胸を検討している方の中には、せっかく脂肪を入れても、時間が経ったらほとんど元に戻ってしまうのではと心配な方もいるのではないでしょうか。脂肪豊胸では、術後すぐのボリュームがそのまま完成形になるわけではなく、時間をかけて少しずつ落ち着いていきます。

今回は、脂肪豊胸の実際の経過を症例写真もお見せしながらどのくらい定着するのかについて詳しく紹介していきます。

INDEX

    脂肪豊胸の「定着率」とは?

    注入した脂肪がすべて残るわけではない

    脂肪豊胸では、採取した脂肪を処理したうえでバストへ注入します。ただ、入れた脂肪がそのまますべて残るわけではありません。注入された脂肪は、周囲の組織から血流を得ながら少しずつ定着していきます。その過程で一部は吸収されるため、術後のボリュームは時間とともに変化します。

    NEXUSクリニックで採用しているコンデンスリッチ豊胸では、定着率はおおよそ50〜70%程度がひとつの目安です。ただし、もともとのバストの状態や注入量などによって個人差があります。

    術直後の大きさがそのまま残るわけではない

    手術直後は、注入した脂肪に加えて、腫れやむくみ、麻酔液の影響もあるため、完成時よりかなり大きく見えることがあります。そこから腫れが引き、定着しなかった脂肪も少しずつ吸収されながら、バストの大きさが落ち着いていきます。

    術後すぐと比べて小さくなったように感じても、脂肪が定着していないというわけではありません。時間をかけて落ち着いた状態が、最終的な仕上がりになります。

    脂肪はたくさん注入するほど定着する?

    一度に注入できる脂肪量には限界がある

    脂肪豊胸では、希望するだけ脂肪を入れられるわけではありません。片胸200〜300cc前後を注入するケースが多いですが、適切な量はもともとのバストの大きさや皮膚の伸びやすさ、体型によって変わります。

    大切なのは、バストが無理なく受け入れられる範囲で注入することです。量を増やせばその分だけ定着する、というわけではありません。

    入れすぎると定着しにくくなる

    脂肪を一度に多く入れすぎると、脂肪同士が密になり、中心部まで十分な血流が届きにくくなります。血流を得られなかった脂肪は定着せず、脂肪壊死やしこりにつながることもあります。そのため、脂肪豊胸では注入量だけでなく、少量ずつ分散して入れることも重要です。どのくらい入れるか、どう入れるかの両方を見ながら調整していきます。

    しこりや脂肪壊死については、こちらの記事で詳しく解説しています。

    脂肪豊胸でしこりができる原因は?術後の硬さとの違い・種類・対処法を解説

    脂肪豊胸はいつ定着する?

    術後1ヶ月は定着に向けた大切な時期

    術後1ヶ月ほどは、注入した脂肪が少しずつなじんでいく時期です。まだ腫れや硬さが残っていることも多く、この段階では完成とはいえません。定着に大きく関わる時期なので、バストを強く圧迫しない、喫煙を控えるなど、術後の過ごし方にも気をつけたいタイミングです。

    3ヶ月頃には仕上がりがかなり安定する

    1〜3ヶ月頃までは、定着しなかった脂肪がゆっくりと吸収されながら、バストのボリュームも少しずつ落ち着いていきます。3ヶ月頃になると、残った脂肪が安定し、仕上がりが見えてきます。術後に感じていた張りや硬さも、この頃にはやわらいでいることが多いです。

    3〜6ヶ月かけてさらに自然になじんでいく

    3ヶ月を過ぎると大きなボリューム変化は少なくなりますが、触り心地や見た目はその後も少しずつなじんでいきます。脂肪豊胸の完成は、術後6ヶ月頃をひとつの目安として考えます。

    脂肪豊胸の定着率を【症例写真で解説】

    実際にNEXUSクリニックで施術を受けた方の症例をご紹介します。定着の程度や仕上がりには個人差があるため、あくまで参考としてご覧ください。

    症例①|初回の脂肪豊胸

    もともとのバストの大きさ、20年前の出産をきっかけにさらにボリュームが減ったことを気にされていました。特にデコルテの痩せ感と、バストの下垂がお悩みでした。ご希望としては、大きく見せすぎず、自然なボリュームアップをご希望されたため、太もも・内ももから脂肪を採取し、脂肪豊胸を行いました。

    術前には、今回の注入量では1〜1.5カップ程度のサイズアップが目安になることをお伝えしていました。実際の経過でも、最終的に1.5カップほどボリュームアップし、定着率もおおよそ70%と良好でした。

    症例②|2回目の脂肪豊胸

    他院で一度脂肪豊胸を受けたものの、理想の定着結果が出ず、今回は当院で2回目の脂肪豊胸をご希望されました。大腿前面から脂肪を採取し、全体のバランスを見ながら注入しています。

    術後1週間はまだ腫れが残っている時期ですが、3か月後と比較しても大きくボリュームが減った印象はなく、2回目ということもあり定着率はおおよそ80%ほどと考えられます。脂肪豊胸は腫れが引くにつれてデコルテ部分が少し物足りなく感じることもありますが、こちらの症例では3か月後もしっかりボリュームが残っています。

    ※腫れ・定着の程度や回復の速度には個人差があります。

    定着率を左右する「バスト側の条件」とは?

    バストの大きさや皮膚の伸びやすさが関係する

    注入した脂肪が定着するには、バスト側に脂肪を受け入れられるだけの余裕が必要です。もともとバストが小さい方や皮膚が伸びにくい方では、脂肪が密になりやすく、血流を得にくくなることがあります。

    出産・授乳を経験している方は、一度バストが大きくなったことで皮膚が伸びていたり、授乳後にボリュームが減ってスペースに余裕ができていることがあります。授乳経験がある方は定着しやすいと言われることがありますが、こうした違いも理由のひとつです。

    2回目の脂肪豊胸では条件が変わることも

    一度脂肪豊胸を受けると、術前よりもバストの皮膚や組織に余裕が出ることがあります。そのため、2回目は脂肪を受け入れるスペースを確保しやすくなる場合があります。今回ご紹介した症例②も2回目の脂肪豊胸でしたが、3か月後までしっかりボリュームが残っていました。1回目の施術で皮膚に余裕ができていたことも、定着しやすかった理由のひとつと考えられます。

    もちろん、2回目だから必ず定着率が高くなるわけではありません。バストの状態や皮膚の伸び、注入できる量などを見ながら判断していきます。

    PRPを併用して定着を後押しする

    NEXUSクリニックでは、脂肪豊胸にPRP(多血小板血漿)を組み合わせることもできます。

    PRPは採血したご自身の血液から血漿成分を抽出し、注入する脂肪に混ぜて使用します。定着をできるだけ高めたい方や、1回の施術でしっかり結果を出したい方におすすめすることがあります。併用によって定着率が1〜2割ほど高くなることもありますが、効果には個人差があります。必ず必要なものではないため、バストの状態やご希望に合わせてご案内しています。

    定着を妨げないために術後1ヶ月気をつけたいこと

    脂肪がなじんでいく術後1ヶ月ほどは、バストへの圧迫や血流を妨げる行動をできるだけ避けて過ごします。

    バストを強く圧迫しない

    術後はうつぶせ寝を避け、胸を長時間押しつぶすような姿勢にも注意しましょう。下着はワイヤー入りではなく、カップ付きキャミソールや締め付けの少ないソフトブラなどを使用します。

    バストに強い圧がかからないように過ごすことが、定着途中の脂肪を守るためにも大切です。

    胸のマッサージは1ヶ月控える

    術後は張りや硬さを感じることがありますが、早くやわらかくしようと自分で揉んだり、強くマッサージしたりする必要はありません。NEXUSクリニックでは、バストのマッサージは術後1ヶ月控えていただいています。硬さも時間とともに少しずつやわらいでいきます。

    飲酒・喫煙・激しい運動を控える

    特に喫煙は血管を収縮させ、組織への血流を低下させるため、脂肪が定着する時期はできるだけ控えたい習慣です。術後1週間は必ず控え、その後も1ヶ月ほど制限しておくと、定着を妨げにくくなります。

    激しい運動も、定着途中の脂肪に負担がかかる可能性があるため、1ヶ月ほど控えておくと安心です。ダウンタイム中の過ごし方については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

    脂肪豊胸のダウンタイムはどのくらい?内出血・腫れの経過を症例写真で解説

    急激なダイエットをしない

    定着した脂肪は自身の脂肪細胞として体内に組み込まれるため、大幅な体重減少があるとバストのボリュームも減る可能性があります。術後3ヶ月程度は極端な食事制限や急激なダイエットを避けることが、仕上がりを長く維持するためのポイントです。

    脂肪豊胸の定着率が気になる方へ

    脂肪豊胸を検討していると、せっかく手術を受けてもどのくらい残るのか、時間が経つとかなり小さくなってしまうのではと不安になる方も多いと思います。

    今回の症例を見て、術後すぐの大きさが完成ではなく、3ヶ月ほどかけて少しずつ落ち着いていくイメージがついたのではないでしょうか。

    定着率には個人差があります。数字だけでなく、実際の経過や症例写真も参考にしながら、ご自身ではどのくらいの仕上がりを目指せそうか相談してみてください。

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    この記事の監修者
    山崎 俊

    技術指導医 山崎 俊

    形成外科医として18年、美容外科医として10年以上の豊富な経験を持ち、数多くの外科施術を手がけてきた実力派ドクター。日本形成外科学会専門医・指導医として、再建やマイクロサージャリーの分野にも精通しています。
    フェイスリフト、目周りの切開手術、クマ取り、鼻手術、乳房手術など幅広い施術に対応し、形成外科で培った確かな技術と知識を美容医療に応用。常に安全性と確実性を重視した診療を行っています。
    穏やかで丁寧なカウンセリングにも定評があり、多くのお客様から厚い信頼を得ています。