
モフィウス8とポテンツァは、どちらもマイクロニードルとRF(高周波)を組み合わせた治療です。似た仕組みに見えますが、RFの届け方や治療できる深さ、得意とする肌悩みには違いがあります。
この記事では、NEXUSクリニックで行っているポテンツァの高周波×マイクロニードルの「陶器肌コース」とモフィウス8 Burstを基準に、それぞれの仕組みや特徴、どのような悩みに向いているのかを比較していきます。
まず知っておきたいRFマイクロニードルの仕組み
モフィウス8とポテンツァを比較する前に、知っておきたいRFマイクロニードルの基本から見ていきましょう。
どちらも針とRFを組み合わせた治療
モフィウス8と、今回比較するポテンツァの陶器肌コースは、どちらもマイクロニードルとRF(高周波)を組み合わせた治療です。極細の針を皮膚に刺入し、針からRFを流すことで、皮膚の内側へ熱を加えていきます。針による微細な刺激で創傷治癒反応を促しながら、RFの熱によって真皮のコラーゲンリモデリングを促すのが基本的な仕組みです。
毛穴やハリ、小じわ、ニキビ跡などの肌質改善に加え、設定によっては引き締めも狙える点がRFマイクロニードル治療の特徴です。
バイポーラRFとは?
今回比較するモフィウス8 Burstとポテンツァの陶器肌コースでは、バイポーラRFを使用します。
バイポーラとは、2つの電極の間にRFを流し、その間の組織に熱を発生させる方式です。エネルギーを狙った範囲へ届けやすく、マイクロニードルRFでは針を電極として利用します。
ポテンツァの仕組み・特徴

ポテンツァにはさまざまなチップやモードがあり、目的に応じて治療内容を細かく変えられるのが特徴です。今回は、NEXUSクリニックの「陶器肌コース」を基準に、モフィウス8 バーストと比較します。
真皮の複数の深さへRFを届ける
陶器肌コースでは、マイクロニードルを皮膚へ刺入し、1本の針の異なる2か所からRFを照射します。浅い真皮から深い真皮まで熱を加えることで、コラーゲンの再構築を促し、皮膚の内側から肌質を整えていきます。
毛穴・赤み・キメなど、肌そのものを整える
陶器肌コースは、毛穴の開きや小じわ、赤み、ハリ不足などが気になる場合に選ばれる治療です。RFによる熱刺激を真皮へ届け、キメやハリ、なめらかさなど、肌そのものの質感を整えていきます。
今回比較する陶器肌コースは、フェイスラインの引き締めを主な目的とするというより、毛穴や赤み、キメなどの肌質改善を中心に考えたい場合に選びやすい治療です。
モフィウス8 バーストの仕組み・特徴

モフィウス8 バーストも、マイクロニードルとRFを組み合わせた治療です。ポテンツァの陶器肌コースとの大きな違いは、より深い層まで含めて治療を組み立てられる点にあります。
バースト機能で複数の深さへRFを照射
モフィウス8 バーストでは、1回の穿刺・1パルスの中で、異なる深さへ連続してRFを届ける「バースト機能」を搭載しています。複数の深さへ熱を加えられるため、真皮だけでなく、その下の組織まで含めて立体的にアプローチできるのが特徴です。
肌質改善に加えて、引き締めも狙える
浅い層では毛穴やハリ、小じわなどの肌質改善を、より深い層では組織の収縮によるタイトニングを狙います。そのため、肌の質感を整えるだけでなく、フェイスラインのもたつきや皮膚のゆるみなど、引き締めまで一緒に治療したい場合にも選択肢になります。
モフィウス8とポテンツァは何が違うの?

RFを届ける深さ・範囲が異なる
ポテンツァの陶器肌コースは、浅い真皮から深い真皮へRFを届け、肌質を整えることを中心とした治療です。
モフィウス8 バーストは、設定によって真皮だけでなく、より深い皮下組織までRFを届けることができます。肌表面に近い悩みだけでなく、フェイスラインのもたつきや皮膚のゆるみにもアプローチしやすい点が違いです。
RFを複数の深さへ届ける仕組みが違う
ポテンツァの陶器肌コースでは、1本の針の異なる2か所からRFを照射し、真皮の複数の深さへ熱を加えます。
モフィウス8 バーストでは、バースト機能によって1回の穿刺・1パルスの中で、設定した複数の深さへ連続してRFを照射します。
どちらも複数の層へ熱を届けられますが、その仕組みや治療できる深さに違いがあります。
肌質改善とタイトニングで治療の重点が異なる
ポテンツァの陶器肌コースは、毛穴や赤み、小じわ、キメなど、肌そのものの質感を整えることを中心にした治療です。
モフィウス8 バーストも毛穴やハリなどの肌質改善を狙えますが、より深い層までRFを届けられるため、フェイスラインのもたつきや皮膚のゆるみなど、タイトニングまで一緒に考えたい場合にも選択肢になります。
| 比較項目 | ポテンツァ(陶器肌コース) | モフィウス8 バースト |
| 照射方式 | 設定した深さへ均一照射 | 1穿刺で最大3層まで連続照射 |
| 到達深さ | 主に真皮層 | 真皮〜皮下組織まで |
| 得意な悩み | 毛穴・キメ・赤み・肌質改善 | 肌質改善+たるみ・タイトニング |
| タイトニング効果 | △ | ◎ |
| 痛み・ダウンタイム | 中程度 | 中程度 |
ポテンツァvsモフィウス8|毛穴・ニキビ跡・たるみ悩みはどう選ぶ?

モフィウス8とポテンツァは、得意とする部分には少し違いがあります。何を一番改善したいのかを基準にすると、治療を選びやすくなります。
毛穴・キメ・赤みなど肌質を整えたい場合
毛穴の開きやキメの乱れ、赤み、ハリ不足など、肌そのものの質感を整えたい場合は、ポテンツァの陶器肌コースが選択肢になります。真皮へRFの熱を届けながら、なめらかさやキメ、ハリ感などを整えていく治療です。
フェイスラインや頬のたるみも気になる場合
肌質だけでなく、頬のもたつきやフェイスラインの軽度なゆるみが同時に気になる場合は、モフィウス8 バーストを検討することがあります。真皮からより深い層までRFを届けられるため、毛穴やハリなどの肌質改善に加えて、タイトニングも同時に狙える点が特徴です。
ニキビ跡・凹凸が気になる場合
ニキビ跡や軽度の凹凸は、どちらでも治療対象になることがあります。ポテンツァの陶器肌コースでは真皮を中心に肌質を整え、モフィウス8 バーストでは設定によってより深い層まで熱を加えることができます。
ただし、クレーターなどの凹凸の深さや肌の状態によっては、トライフィルプロやサブシジョンなどの他の治療が適した場合もあります。
肌質と引き締めをどちらも考えたい場合
毛穴やハリも気になるけれど、フェイスラインのもたつきも一緒に治療したい。そんな場合には、複数の深さへRFを届けられるモフィウス8 バーストが選択肢になるでしょう。
モフィウス8とポテンツァの痛み・ダウンタイムの違い

痛みの感じ方
モフィウス8 バーストもポテンツァの陶器肌コースも、皮膚にマイクロニードルを刺し、RFの熱を加える治療です。そのため、どちらも針を刺す刺激や熱感を感じることがあります。モフィウス8 バーストは、設定によってより深い層までRFを届けるため、熱の広がりも大きくなり、ポテンツァと比べて痛みや熱さを強く感じる場合があります。
痛みの程度には個人差がありますが、麻酔クリームを使用し、必要に応じて笑気麻酔を併用することで、負担を抑えながら施術を受けられることもあります。
赤み・腫れ・針跡などが出ることも
どちらの治療も、施術後に赤みや腫れ、針跡などの症状がみられることがあります。
症状は時間とともに落ち着いていくことが多いですが、モフィウス8 バーストでは深い層まで照射する設定もあるため、治療内容によっては腫れやむくみがやや目立つこともあります。
肌質を整えるか、たるみまで一緒にケアするかで選ぶ
ポテンツァの陶器肌コースとモフィウス8 バーストは、どちらもマイクロニードルとRFを組み合わせた治療ですが、得意とする部分は少し異なります。毛穴や赤み、キメなどの肌質改善を重視するならポテンツァの陶器肌コース、肌質に加えてフェイスラインやたるみまでケアしたい場合はモフィウス8 バーストが選択肢になります。
NEXUSクリニックでは、たるみ治療や肌質改善のメニューを幅広く取り扱っているため、この2つだけに限らず、現在の肌状態や希望する変化に合わせて治療をご提案しています。どの施術が合うか迷っている場合も、お気軽にご相談ください。
医師 程 璐
日本・中国の医師免許を持つWライセンスドクター。
日本の医師免許取得後は、東京女子医科大学東医療センターにて皮膚科領域の専門的な研鑽を積み、その後、美容クリニックにて外科・皮膚科の両分野において多岐にわたる施術経験を重ねている。
現在は、クマ治療や小顔治療を中心としたアンチエイジング手術を多数執刀。患者様一人ひとりの「自分らしい美しさ」を引き出すことを大切に、「しっかり変化はあるが自然」をモットーとした治療を行う。オーダーメイドの治療プランを提案する丁寧なカウンセリングにも定評があり、多くの信頼を集めている。