
モフィウス8には従来の「モフィウス8」と、バースト機能を搭載した「モフィウス8 バースト」と呼ばれるものがあります。名前はよく似ていますが、針を届けられる深さやRFの照射方法、選べるモードなどには違いがあります。
NEXUSクリニックでは、最新機器モフィウス8 バーストを導入しています。今回は、従来のモフィウス8と比べながら、どこが変わったのか、4つのモードにはどのような違いがあるのかを整理していきます。
そもそもモフィウス8とはどんな治療?
マイクロニードルとRFを組み合わせた治療
モフィウス8は、細いマイクロニードルを皮膚に刺し、RF(高周波)の熱を皮膚の内側へ届ける治療です。
針による細かな刺激とRFの熱が加わることで、肌の修復反応やコラーゲンの再構築を促します。毛穴や小じわ、ハリ不足などの肌質改善に加えて、設定する深さによってはフェイスラインの引き締めまで狙えるのが特徴です。
また、設定で針の深さを変えることで、熱を届ける層も調整できます。たとえば2mm前後であれば真皮を中心に、5mmまで深く設定すると皮下組織までアプローチすることが可能です。こうした深さの調整によって、肌質改善からたるみケアまでを治療を組み立てられます。
モフィウス8とモフィウス8バーストの違い

モフィウス8とモフィウス8バーストは具体的に何が違うのかを説明していきます。
針の深さが最大4mmから5mmへ
従来のモフィウス8は、針の深さが最大4mm、RFによる熱はその周囲を含めて最大5mmまで届く設計でした。モフィウス8 バーストでは、針の深さが最大5mmまで広がり、熱の到達も最大6mmへと進化しています。より深い層まで熱を届けられるようになり、たるみやフェイスラインのもたつきなど、深部へのアプローチも行いやすくなりました。
1回の穿刺で2つの深さへRFを照射
もうひとつ大きく変わったのが、RFの届け方です。
従来のモフィウス8では、異なる深さを照射する場合その都度針を抜いて深さを変更し、再度照射する必要がありました。モフィウス8 バーストでは「バースト機能」が加わり、1回の穿刺で2つの深さへ続けてRFを届けることができます。
複数の層を治療するときも、深さごとに何度も刺し直す必要がなくなったのが大きな違いです。
使用できるモードが2種類から4種類へ
従来のモフィウス8で使用されていたサイクル・フィックスモードに加えて、モフィウス8 バーストではバースト・スケールモードが追加されました。全部で4つのモードを使い分けられるようになり、照射する深さだけでなく、どの層にどのように熱を加えるかまで細かく調整できるようになっています。
| モフィウス8 | モフィウス8 バースト | |
| 針の深さ | 最大4mm | 最大5mm |
| 熱の到達深度 | 最大5mm | 最大6mm |
| モード | 2種類のモードサイクル・フィックス | 4種類のモードサイクル・フィックス・バースト・スケール |
| 複数の深さへの照射 | 深さを変更して照射 | 1回の穿刺で2つの深さへ照射可能 |
| 特徴 | 深さ・出力を調整 | 深さに加えてRFの届け方も細かく調整 |
4つのモードで熱の届け方を調整

モフィウス8には「サイクル」と「フィックス」の2つのモードがあり、モフィウス8 バーストではそこに「バースト」と「スケール」が加わり計4つのモードを搭載しています。それぞれどのような内容なのかを説明していきます。
サイクルモード|1ショットごとに針を刺入・抜去
サイクルモードでは、RFを1回照射するたびに針が皮膚へ入り、その都度抜ける仕組みです。額やこめかみ、目周りなど、皮膚が薄く骨に近い部位では浅めの設定で使用されます。狙った深さへ1ショットずつ照射できる、基本となるモードです。
フィックスモード|針を留めたまま熱を重ねる
フィックスモードは、針を設定した深さに留めた状態でRFを照射するモードです。同じ場所に複数回RFを重ねる「スタッキング」ができるため、頬や顎下など、厚みのある柔らかい組織にしっかり熱を加えたい場合に使われます。
バーストモード|1回の穿刺で2つの深さへ照射
バーストモードでは、1回針を刺すだけで、異なる2つの深さへ続けてRFを照射できます。たとえば5mmと3mm、4mmと2mmのように、深い層から浅い層へ連続して熱を届けられるのが特徴です。
複数の層へまとめてしっかり熱を加えられるため、肌質だけでなく、より深い層の引き締めまで含めて治療を組み立てることができます。
スケールモード|2層照射しながら熱量を調整
スケールモードも、バーストモードと同じく1回の穿刺で2つの深さへRFを照射します。違うのはエネルギーの届け方で、深い層から浅い層へ照射する際に、浅い層のエネルギーが自動的に調整されます。
複数の層を治療しながら表面に近い層への熱負担にも配慮できるため、皮膚が薄い部位やスキントーンなどを考慮しながら使い分けるモードです。
モフィウス8 バーストで治療の幅はどう広がった?

モフィウス8 バーストでは、機能の進化によって治療の幅も広がっています。ここでは、従来のモフィウス8と比べながら、効果にどのような違いがあるのかを見ていきます。
フェイスラインや頬のもたつきまで、より深い層へ
従来のモフィウス8でも引き締め治療は可能でしたが、モフィウス8 バーストでは針の深さが最大5mmまで広がっています。頬や顎下などでは、より深い皮下組織まで熱を届けられるため、フェイスラインのもたつきやたるみを意識した治療にも活かしやすくなりました。
肌質改善と引き締めを組み合わせやすくなった
毛穴や小じわ、ニキビ跡などへの肌質改善は、従来のモフィウス8にも共通する特徴です。
モフィウス8 バーストでは、1回の穿刺で異なる2つの深さへRFを照射できるため、浅い層では肌のリモデリング、深い層では引き締めというように、異なる目的の治療を組み合わせやすくなっています。
複数の層を効率よく照射できる
モフィウス8 バーストでは、1回の穿刺で2つの深さへRFを届けられるため、深さを変えるたびに何度も刺し直す必要がありません。複数の層をまとめて照射できることで、治療をより効率よく進められるようになり、施術内容によっては時間の短縮にもつながります。
モフィウス8とモフィウス8 バーストの痛み・ダウンタイムの違い

搭載機能が進化したことで痛みの感じ方やダウンタイムにも変化があるのかみていきましょう。
2層照射では1ショットの熱感を強く感じることも
バーストモードやスケールモードでは、1回の穿刺で2つの深さへ続けてRFを照射するため、1ショットごとの熱さや痛みを強く感じることがあります。一方、従来のモフィウス8でも深さを変えて2周照射することがあり、その場合は穿刺回数が増え、後半になるほど痛みを感じやすくなることもあります。
モフィウス8バーストの方が1ショットの刺激は2層照射の方が強く感じることがあるものの、施術全体の負担は単純には比較できません。
赤みや針跡の出方にも違いがある
施術後は、赤みや腫れ、ヒリヒリ感、細かな針跡などが出ることがあります。
従来のモフィウス8で同じ部位を深さを変えて複数回照射する場合は、その分穿刺する回数も増えるため、針跡や赤みが目立つことがあります。一方、モフィウス8 バーストでは1回の穿刺で2層へ照射できるため、複数の深さを治療する際の穿刺回数を抑えられます。ただし、ダウンタイムは穿刺回数だけでなく、RFの出力や照射する深さ、ショット数によっても変わります。
NEXUSクリニックでは麻酔もご用意しています
NEXUSクリニックでは、麻酔クリームを施術料金に含めています。痛みが心配な方には、笑気麻酔・ブロック麻酔・静脈麻酔の併用もご相談いただけます。痛みの感じ方には個人差があるため、照射内容やご希望に合わせて麻酔方法をご案内します。
モフィウス8 バーストは、治療設計の幅がさらに広がった

モフィウス8 バーストでは、針の深さが広がり、バースト・スケールの2モードも追加されました。1回の穿刺で2つの深さへRFを届けられるため、肌質改善からたるみ・フェイスラインまで、より細かく治療を組み立てられます。ただし、効果は機器の新しさだけで決まるものではなく、深さやモード、出力の設定も重要です。
NEXUSクリニックでは、看護師が肌状態やたるみの程度を確認しながら、深さ・モード・出力を細かく調整して照射しています。肌質改善を中心にしたいのか、フェイスラインまでしっかり引き締めたいのかによって治療の組み立て方も変わるため、一人ひとりの悩みに合わせてご提案します。
医師 松元 美佳
愛知医科大学卒業後、総合内科診療を経て美容医療の分野へ。複数の美容クリニックで経験を重ねてきた。
ヒアルロン酸やボトックスを中心とした注入治療を専門とし、顔全体のバランスを見極めた設計を行う。アラガン社MDコードに基づく理論的アプローチを実践し、公式トレーナーとして医師指導も担う。解剖学に基づいた安全な手技と、0.1mm単位で注入量や角度を調整する精度で、違和感のない自然な仕上がりを得意とする。
カウンセリングでは、「どうなりたいか」という想いを軸に、その方にとって最適な治療方針をともに描いていく。